やりとりは書面あるいは録音で形に残す
賃貸借契約に係る全てのやりとりにおいて、「言った、言わない」が発生すると基本的には借り手が不利なので、できるだけその可能性を潰しておく。
また録音よりも書面の方が振り返りが楽なので、大事な内容は「その内容あとで書面でいただけますか?」と聞いておく。
礼金
原則
・仲介業者が不要な金額をのせてくる場合があるので、複数業者に相見積もりを取って、仲介業者ごとに礼金の金額に差がないか、確認しておく。
仲介手数料
原則
・以下の判例を根拠に、基本的には仲介手数料は賃料の0.5ヶ月分しか許容しない。
例外
一方で、その物件に競争力があり、かつ、その仲介業者からしか借りられない場合に、自分がその部屋にどうしても住みたいなら、この限りではない。
保証会社
原則
・保証料は賃料の30~50%が相場なので、それ以上は許容しない。
・保証会社に加入必須なら敷金は払わない。(敷金も取るならその理由を聞いておく)
確認事項
・保証の内容が書かれた保証会社の公式資料をもらう。
鍵交換
原則
・セキュリティが心配なら1万円から1.5万円までなら許容する。
・それ以上の価格ならいらない。
確認事項
・自分で鍵交換をやっていいか(またダメでないか)が契約書にどう書いてあるのかを確認する。
安い業者はいくらでもある
クリーニング代
原則
・内覧時に綺麗だったら「クリーニングはいらない」と仲介業者に伝える。
・退去時のクリーニング代があるかどうか。あったら原状回復は大家の負担なのでこちらは払わないと伝える。
以下、P7参考
www.juutakuseisaku.metro.tokyo.lg.jp
防臭消毒
原則
・いらない。(というかクリーニングに入れとけよと思う。
火災保険
原則
・仲介業者が提示する火災保険には入らない。
・ただし、保証内容を見て、その内容が必要なもので、かつ、年間4,000円まで許容。
確認事項
・保険会社の公式資料を確認し、金額と保証内容を確認する。
任意で加入できる保険