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人はある点ある時においては無能である

人はある点においては無能である

 慰めや言い訳の場面でよく言われ、よく納得される「完璧な人間などいない」という言葉がある。本当にいないかどうかは知らないけれど。

 できるできないの尺度によるけど、多分そうなんだろう。

逆に別の点においては無能でない可能性がある

 プログラミングができないからって、ブログが書けないかどうかはわからない。会社で優秀社員賞をもらえなかったからと言って、格闘技のアマチュア大会に優勝できないわけではない。

 つまり、ある点が無能だからと言って、別のある点も無能であるとは限らない。

 なので、ある点において無能であることがわかってしまったら、別のある点を探してみるといい。自分が有能であれる点を常に探し続けるべきだと思う。

有能と無能は時間経過で変化する

 格闘技の現役チャンピオンも引退し、身体が衰えれば、現役プロ選手を退けてもう一度チャンピオンになることはできないだろう。プログラマだって脳と体力と気力が衰えれば、モダンな開発環境で若い世代と同じポジションで仕事をすることになれば、遅れをとるだろう。

 長期で見れば人間は身体機能の衰えで高い確率で無能になるだろう。できることのクオリティが下がったり、できる分野が減ったりと、どんどん減点されていくイメージ。

 一方で、若い人は3~5年程度の短期で見れば時間経過を成長の可能性とすることができる。

 たくさん挑戦してできる分野を増やしたり、たくさん失敗してよりうまくやる方法を探すことができる。これはどんどん加点されていくイメージ。

自分が「その点」「今」で有能か無能かを絶えず考えてみる必要がある

 その場所で自分は有能なのか無能なのか、5年後も有能なのか、明日からは無能なのか、絶えず考えていく必要がある。

 有能だったらそれを維持するように努力すればいいし、有能になれる可能性がない無能だったらその分野を諦めた方がいい。