- 自炊は楽じゃないと続けられない
- 自炊を続ける心構え
- 調理の技術がいらないものを作る
- 調理に必要な道具が最小で済む料理を作る
- 食べるのに必要な道具が最小で済む料理を食べる
- 持続可能な食生活をする
- 空腹の時に食事をとるようにする
自炊は楽じゃないと続けられない
自炊は毎日の作業である。故に、楽でなければ続けられない。
筆者は12歳の頃から楽に自炊を続けており、現在も毎食自炊をしている。また、自炊で作る料理に大変満足しており、外食をしたいと思うことはここ数年ない。
この記事では、そんなベテランの自炊プレイヤーが、自炊を楽にする心構えについて、解説する。
自炊を続ける心構え
自炊を続けるにあたって心がけることは以下の通り。
- 調理の技術がいらないものを作る
- 調理に必要な道具が最小で済む料理を作る
- 食べるのに必要な道具が最小で済む料理を食べる
- 持続可能な食生活をする
- 空腹の時に食事をとるようにする
順に説明する。
調理の技術がいらないものを作る
調理の技術の低い者が、調理の難易度が高いものを作ろうとすると、失敗する可能性がある。外食に慣れているものほど、外食のクオリティで飯を作ろうとしてしまいがちだが、それはほぼ無理だと言うことを肝に銘じたい。あれはプロの仕事なのである。
調理は失敗してしまうと、出来上がったまずい料理を食べる義務に加えて、材料がゴミなり、時間と金と満足感を得る機会を失ってしまう。なので、調理は失敗してはいけないのである。
調理に失敗しないためには、調理の難易度が低い料理を作ることである。難易度が低ければ失敗しにくい。
難易度の低い料理とは、詰まるところ、「調理手順が少ない料理」である。手順が少なければ、ミスをする可能性が減る。技術がない人は手を動かせば動かすほど失敗するリスクを上げてしまうのである。
調理の難易度が低い料理とは、4〜5手順くらいの動作で済んでしまう料理だと考えている。本ブログでは、そのような料理のレシピを公開しているので、参考にして欲しい。
調理に必要な道具が最小で済む料理を作る
自炊を続ける上で大事なのは、調理の手間が少ないことである。手間のかかる料理は、素材に複雑な加工をするので、たくさんの調理器具が必要になってしまう場合が多い。
たくさんの調理器具が必要になってしまうような料理は、それをキッチンに揃える手間、それを使って調理をする手間、それを洗って片付ける手間が出てくる。手間が多いことは毎日続けられない。日々の自炊は、いうなれば持久走なのである。とにかく省エネで続けることが大事だ。
できれば自炊の際に使う調理器具は、4種類くらいに抑えられると良い。例えば、フライパン、鍋、炊飯器でもうすでに3つ。あとは必要であれば調理ハサミを使うくらいか。
正直、4種類でも使って、洗って、片付けては結構大変だが、最大でこれくらいとの心づもりをしておくと良い。
食べるのに必要な道具が最小で済む料理を食べる
自炊で作った料理を食べる道具もまた、最小にすることを心がける。
当然、茶碗やお皿も調理器具と同じく、食べ終わったら洗って片付けなければならない。しかし、これは面倒。自炊のコストはトータルで下げなければならない。
ご飯の上に載せられるものは乗っけてしまう、大きな皿に複数の料理を盛り付けるなど、食べるのに使う道具は工夫次第で抑えることができる。
持続可能な食生活をする
いくら自炊を楽に続けたいからと言って、例えば毎食「卵かけご飯」を食べていては、長い目で見た時に体を壊してしまう。また、このような食事では満足感も得られないので、精神的にも自炊を続けることをできなくさせてしまうだろう。
せめてご飯と一汁一菜の食事をするべきだと思う。何事もバランスが大事である。
空腹の時に食事をとるようにする
自炊のいいところは、自分の好きなタイミングで食事をすることができる点にある。
人間空腹であれば、ある程度どんなものでも「うまい」と錯覚してしまうものである。嘘だと思うなら今まで「普通」くらいの感想しか持たなかった料理を、丸1日何も食べないで過ごした後に食べてみるといい。きっと錯覚するだろう。それでダメなら丸2日くらい空けてから同じものを食べるといい。
自炊をするときは自分が「今ならどんなものでも美味しく食べられる」というタイミングでするべきである。そうしたら自炊した料理に対する満足感を最大にできる。