「まともな仕事」に就いてから夏が来ても何も感じなくなり、それが2年続いている

 

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26歳ではじめて就職し、29歳でやっと「まともな仕事」に就けた31歳の感想

 24歳で大学を卒業し、2年の間、「計画なき無職」としてだらだら生きてきた。この頃は、お金はなかったが時間と体力は売るほどあった。売ってなかったけど。

 

 26歳で「新卒」でなんとなく入った会社は、約半年で辞めた。もちろん、辞めるまでは新人だったので残業はもちろん、仕事すらもほとんどなかった。基本的には「残業なし・定時出社・定時退社」で時間と体力には余裕があった。

 

 しかし、その後27歳でプログラマーとして入った会社では、なんやかんやあって、28歳の頃には若くして「窓際族」になった。

 

 29歳でこの会社を辞めるまでは、「定時出社・定時退社」が当たり前で、加えて仕事の内容は特に手間がかからない「現状維持」が主な仕事だったので、仕事の時間以外に仕事のことに気を揉むことは何もなかった。定年間際の会社員ってこんな感じ?

 

 29歳までは日々にゆとりがあって、特に夏が来たら、小中学生のように何かして遊びたくてワクワクしてた。

 

 29歳からは「まともな仕事」に就いた。

 

 無能にはもったいないくらいいい会社に入った。しかも、やってみたかった仕事をやらせてもらえてる。さらに、プログラマーとしても日々成長を感じられている。

 

 また、チームも「理屈で話せるまともな人」が揃っていて話がしやすい。

 

 おそらくこんないい会社は他にない。あったとしても無能は入れないと思う。

 

 そんな素晴らしい会社で日々120%の力を出して仕事をしているので、仕事以外に気を回す余裕がなくなっている。

 

 この生活の中では、季節なんて気づいたら過ぎている。カレンダーで気になるのは「仕事の締め切り日」と「プロダクトコードのリリース日」くらいである。

 

社会的には「自分史上最高の状態」だが、「このままでいいのか?」と思う

 これまでで最高の会社にいて、やりたい仕事がやれて、まともな人に囲まれて、その上給料も人並み以上(きっと)にもらえている。

 

 社会的には今の状態は「自分史上最高の状態」である。

 

 でも、この会社で仕事をし続けるには、日々120%の力を出し続けないといけない。

 

 無能なのでそれくらいしないと就いていけないのだ。

 

 120%の力を出していると、仕事以外に気が回らなくなる。

 

 仕事が終われば疲れていて他に何かをやる気にはならない。

 

 「このままでいいのだろうか?」

 

 このままこの会社で働き続ければ、5年後には一人前のプログラマーになれるだろうし、まとまった資産だってできるだろう。

 

 でも「このままでいいのだろうか?」

 

定期的に考えるとする

 目標とか、それを達成する過程をどうするかとか。