治療のためとはいえ、お酒を飲まないようにするのは難しかった
治療が始まるまではお酒を飲むことが習慣になっていた。
仕事が終わった後や、何も予定がない休日などは、「お酒を飲む」というイベントを楽しみに生きていた。
しかし、突然それができなくなった。
頭の中の血管の治療のためだったので、「お酒は好きだからやめられない」などとは言ってられない。
治療できなければ障害が残ったり、最悪死ぬかもしれないからだ。
断酒は必ずするとして、断酒しなきゃいけない期間は約半年。
今まで好き放題お酒を飲んできた身として、これは結構辛いので、やり切るには工夫が必要だった。
以下に、お酒を飲まないようにするためにやった工夫をまとめる。
理由は違えど、「お酒をやめたい」という人の力になれれば幸いである。
お酒を飲まないようにするためにやったこと
買い物に行く回数を減らしてお酒を手に入れる機会を減らす
お酒は言うまでもなく、買いに行かないと手に入らない。
なので、買い物に出かけなければお酒が手に入ることはない。
買い物に行く回数を極力減らして、お酒が手に入る機会を潰してやることを心がけた。
具体的には、買い物は週2回までとし、その買い物で必要なものを全て買っておくことだ。
週2回の買い物以外は一切お店に立ち寄らないこと。立ち寄る必要がないように、間食に至るまで、全てのものをものを2回の買い物で買い揃えること。
こうすればお酒が手に入ってしまう可能性を週2回まで下げられる。
さらに週2回しか買い物をしないと言うことは、1回分の買い物で買う量が多くることを意味する。
お酒は重たく、場所もとるので、たくさんの食料品を買って運場なければならない週2回の買い物では、お酒を買っている余裕はなくなる。
このように、買い物回数を制限してお酒が手に入る機会を減らすこと、お酒を買っても家まで運べない状況を作ることの2つでお酒が手に入る危険を回避するのである。
お酒がなんで体に良くないのか知ること
単純に治療のためにお酒をやめる、と言うことだけでは飲酒の習慣を断ち切るのは難しかった。「ちょっとくらいのでは?」と勝手に思ってしまう。
これではダメなので、これを機になんでお酒が体に良くないのか、と言うことを積極的に知ろうとしてみた。
やったことはyoutubeでお酒の害悪を解説している動画を見まくることだ。これが結構効く。
お酒を飲まない方が達成できる目標を持つこと
せっかくお酒が飲めなくなったのだから、お酒を飲まない方が達成できる目標を掲げれば、「お酒が飲めないという状況」が追い風となって、目標達成が捗るのではないかと考えた。
具体的に立てた目標は以下の2つ。
お金を貯めるという目標
世の中の流行であるが、お金を貯めて自由になりたいという目標を持っている。
お酒は高い。以前は週4くらいでお酒を飲んでおり、1回に約500円分くらいのビールを飲んでいた。
なので、1週間で2,000円がお酒に消える。1ヶ月で8,000円になる。
このお酒代を運用に回せれば、資産形成はずっと楽になる。
体を引き締めるという目標
お酒を飲むと太る。
太ると趣味の格闘技にも影響するし、何よりかっこ悪い。
趣味を楽しむために、さらにカッコよくなるためにもお酒を飲まない方がいい、という動機を持つように意識した。
以下の企画で彼女が健康になっても、太ってカッコ悪い人とエッチなんかしたくないだろうしね。
お酒を飲まないことを周囲に宣言すること
ブログ、友人、同棲している彼女にお酒を飲まないことを宣言した。
宣言するとお酒をやめるモチベーションになる。ついついお酒を買おうとしたときに、「でもやめるって言ったしな」と思い返す機会ができる。
さらに、この断酒は「治療のための断酒」なので、お酒を飲もうとしたときに周りが止めてくれる可能性が高い。
自分と周囲の人たちが飲酒を止めてくれる環境を作ると、断酒は継続しやすい。
お酒以外はなんでもありにする
お酒を我慢するストレスは慣れるまでは相当なものだった。
しかし、ただ我慢するだけでは続かない。辛いことは続かないのである。
なので、お酒以外はどんなに体に悪かろうがOKにしてみた。
これで結構、断酒が捗った。