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Martin D-28をメンテナンスに出したら費用がとんでもなかった

修理と弦高調整費用見積もり

 修理依頼は、Martinの正規取扱店であり、このD-28を購入したクロサワ楽器様に依頼した。

 修理見積もりの内訳は以下の通り。

 また、修理依頼に加えて弦高調整も依頼している。

Martin D-28の修理見積の内訳ですが
以下の通りになります。

1、ネックアングル修正、フレットすり合わせ、ナット・サドル交換
 修理費用合計:税込み¥79,200 納期:1.5~2か月

 ※14F付近に指板の凹みやその他経年によるネック・指板の狂いが残るため、
  すり合わせ後に現在よりフレットが全体的に低くなります。

2、ネックアングル修正後に指板修正してリフレットして弦高調整
 修理費用合計:税込み¥121000 納期:2.5~3か月

 ネックを矯正した後に指板の狂いを修正したうえで新しいフレットを打ちます。
 今まで通りのフレットの感覚で弦高を低く調整することが可能です。

なお、弦高につきましてはお電話でもご説明させていただきました通り
アコースティックギターの場合実用的な音を出すにあたっては
最低でも1弦1.5mm、6弦2.0㎜/12F が限界かと思われます。

 本当は、あげていただいたプランの2つ目でやっていただきたかったが、121,000円という費用をすぐに出すことはできない。考えてしまう。

 それだけの修理費用があれば、このD-28を下取りに出して修理費用分のお金を足せば新品のD-28を買うことだってできてしまう。

 ちなみに、メンテナンスに出したD-28は210,000円で新品で購入した。たしか製造年は2008年とかだったと思う。

 これは悩ましい。どうしようかなぁ。

 

メンテナンス前の状態

 メンテナンス前は素人目には、「弦高が高い」くらいは何の問題も感じていなかった。しかもその高さも「エレキじゃないんだし、アコギなら普通か」と思っていた。

 

弦高は約3mm

 これは初期のセッティングでこうなっていた。

 購入当初は「こういうもんだ」とこのセッティングに疑問を持っていなかったが、フィンガースタイルでソロギターをやっているとこの弦高では弦が押さえにくくて大変だった。

 

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 定規がなかったのでワオンでなんとなく計る。一応メジャーで測って3.3mmだった。

 

2箇所の塗装の割れ

 ボディには塗装の割れが2つある。

 メンテナンスに出した際に、これは木の収縮によって起こるもので、古くなればなるほどこういった割れは増えるのだそう。プレイには問題ないようなので安心した。

 

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