手取り16万円で寮生活なら可処分所得は多いはず
絶望ライン工さんの手取り月収は16~17万円。そして住まいは独身寮らしい。
寮費でいくら飛んでいるかはわからないが、部屋代を満額払うわけではなく、会社が幾らかは出してくれるのが一般的だろう。
仮に部屋代を3万円だとして、可処分所得は13~14万円になる。これは結構多いほうだ。ちなみに筆者はひと月あたり12~15万円で生きている。(かなり贅沢をして15万円)
さらに絶望ライン工さんの動画を見ると、買い食いや外食もしていて、さらには犬も飼っているようなので、経済的にはそれなりに余裕があると思っている。本当に絶望的な家計であれば、そんなことはできないはずだ。
「男が1人で家計を支える」という結婚観が古い
絶望ライン工さんは、結婚ができない理由を、「お金がないから」だとしている。
が、お金がなくて結婚できないと思い込むのは、「結婚したら男が1人で家計を支えてるべきだ」と考えるからであって、結婚したら全て場合においてそうなるとは限らない。
もし、夫婦の手取りがそれぞれ16万円ずつだったとする。この状態で結婚して家計を一つにする場合、可処分所得は増える。
家賃も食費や光熱費も一緒に住むならスケールメリットが効く。なんでも1人ずつやるよりもまとめたほうが安く済むのである。
なので、所得が低い者同士の結婚もメリットはある。
古臭い結婚観を捨てれば結婚のチャンスはいくらでもあると思う。
とはいえ、結婚できない理由を「お金がないから」としておくことで、「自分自身は悪くない」という言い訳ができるのも事実。顔がキモかったり、性格が悪かったりしてフラれても、「フラれたのはお金がないからだ。俺のせいじゃない。もっと金よこせ!」と根本的で絶望的な「自分は異性に好かれない」という現実から目を背けることができる。便利な言い訳である。
家賃込みで生活費が月12~15万円で暮らしているので16万円あれば不自由なく生活できる
そんな筆者は月に部屋代も込みで12~15万円で何不自由なく暮らしている。しかも、自分ではこの支出で「結構贅沢をしている」とさえ思っている。15万円を使った月なんかは特に。。
なので、自分が絶望ライン工さんの手取りだった場合、少なくとも月に1万円を貯金することができる。
以下のカテゴリーに家計簿を公開しているので、内訳が気になる方は参考にして欲しい。
あえてやっているフィクションの自虐エンターテイメント
上記から、絶望ライン工さんは自身の問題を解決させようと思えば解決させられる人であると言える。
なので動画は、フィクションの自虐エンターテイメントであると言わざるを得ない。これをリアルだと考えるのは少々無理がある。
実際のところ、以下の記事に引用した動画のような「本物の貧困」を見せられたら、物珍しさは感じるかもしれないが、気分が暗くなってしょうがない。
本物の貧困は気楽なエンターテイメントにはなりえない、と思った。
エンターテイメントの動画として、絶望ライン工さんの動画は面白いので見る価値は十分にある。