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何かを買うことは手っ取り早く「幸せだ」と錯覚できる

ショッピングのイラスト「買い物をしている女性」 | かわいいフリー素材集 いらすとや

これが買えた私は幸せ

 家、車、貴金属、高級ブランド品などの金がかかるものを「買うこと」、そしてそれを「持っていること」ばかりに価値を置いている人がいる。

 お金をたくさん払って買うときは気持ちがいいのかもしれない。

 また、それを持っていることで周囲に羨ましがってもらえるのかもしれない。

 そんなことが、お金を払う人たちにとっては「価値」になっているのかもしれない。

 「価値」のあるものをお金をたくさん払って買えたことで、その人は「幸せ」を感じるからそいうものを頑張って買う。のかもしれない。

 

よく考えれば買うことはただの手段だし、持っていることはただの状態

 しかし、よく考えれば「買うこと」はものを手に入れるための手段だし、「持っていること」はただの状態に過ぎない。

 買ったものに意味を与えるのは自分の役割だ。

 お金をたくさん払って手元に持ってきたそれを「自分は」どう思っているのだろうか?

 本当に「自分が」欲しかったものだろうか?

 支払ったお金の分だけ「自分を」満足させてくれただろうか?

 例えそれが誰も欲しがらないものであっても持っていることに「自分は」幸せを感じるだろうか?

 本当に「自分を」幸せにしてくれるものを買えて、それを持っている間はずっと幸せでいれるだろうか?

 実はそんなものって大金を払わなくても買えたりする。

 自分で自分のことをちゃんと理解できていれば。

 自分は何をプレゼントされれば本当に喜ぶのかわかっていれば。

 

それを手に入れて本当に幸せになれたのかを検討する必要がある

 自分が幸せになるためのものが何なのかは、いろんなものを手に入れてみることと、手に入れたものと手に入れた自分についてよく考えることが必要だ。

 何でそれが欲しかったのか、手に入れてどう感じたのか、なぜそう感じたのか。

 自分の声を丁寧に聞いてあげる必要がある。

 

自分にとっての幸せはいくらで買えるのかをなるべく早く知るとお金から解放される

 自分にプレゼントをして、その感想を自分に丁寧に聞いてみることの積み重ねの先に、「真に自分を幸せにする買い物スキル」がある。

 これを手に入れるのにはそれなりに時間がかかることだが、これをサボると一生涯満たされない消費を続けることになる。

 そんなことになりたくなければ、なるべく早く自分にとっての幸せはいくらで買えるのかということを知っておく必要がある。