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不必要なものを買う理由を作る罠で溢れている

今週のお題「自分に贈りたいもの」

自分へのご褒美のイラスト(女性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

「自分へのご褒美」は不必要なものを買わせる呪文

 本当に必要なものならそれを買うのに理由なんかいらない。だって必要なんだもの。

例えば、スーパーで食料品を買うときにいちいち買う理由を探すだろうか?まぁ食べたいものを探すくらいはするだろうが、例えば「なぜ米が自分にとって必要なのか」と考えたりはしないだろう。食べないと死ぬから買うのだ。そんなことはもうわかっている。

 一方で、不必要なものを買うには理由がいる。だって必要ないのに「必要な」お金を出すんだもの。そりゃ理由がいる。なぜそれ買うのか、なんのためにそれ買うのか。お金には限りがあるから、買わなくてもいい不必要なものにそれを割くとなればちゃんと理由がいる。「自分へのご褒美」はそうやって不必要なものを買うことを迷ってる人の背中を押してくる呪文なのだ。ちなみにお金は無くなると死んじゃうほど「必要なもの」である。

 お金の循環は「誰かの支出が誰かの所得になる」ことで成立している。なので、誰かがお金を使わないと、誰かの所得は発生しない。もし多くの人が自分に「必要なもの」だけを買う生活をしていては、お金の循環が崩れてみんなの所得がなくなってしまうだろう。お金の循環を止めないためには、不必要なものを積極的に買ってもらう仕組みが必要なのだ。「自分へのご褒美」キャンペーンもその一環だ。

 お金が余って余って仕方ない人はこのキャンペーンにのってどっさりお金を使えばいい。だが、お金のために日々やりたくないことをやらざるを得ない人はこの罠に引っかかっていては、いつまで経っても今送っている辛い日々から抜け出せない。

 しかし、お金がなくて日々辛い思いをしている人にほどこの罠にハマる。他人に言われて、やらざるを得ないことをやり切ったことは、別に頑張ったことじゃない。頑張らされたものだ。そんなことにいちいち自分でご褒美を与えるなんて変じゃないか?頑張らせたやつが与えるべきものじゃないか。しかもそのご褒美の代償は、お金という、辛い生活から抜けるチャンスを差し出すこと。正気の沙汰じゃない。悪夢の無限ループ。

 

要不要を徹底的に考えて物欲を殺せ

 大切なお金を使って不必要なものを買っていては、いつまで経ってもお金のためにやりたくないことをやらなきゃいけない生き方をしなきゃいけない。

 ここから脱出するためには、自分にとって必要なものとそうでないものをちゃんと考えることだ。

 「欲しいもの」と「必要なもの」は違う。

 「欲しくないもの」と「必要ないもの」も違う。

 ものをレジに持っていく前に、お金を財布から出す前にこれを徹底的に考えて、自分が買おうとしているものはなんなのか考えるべし。考えた結果を他人に説明できるレベルまで練り上げられたら上出来。たぶんもう買おうとしてた不必要なものに興味はなくなっているはず。

 

本当に欲しいのは頑張る必要のない生活のはず

賭博破戒録カイジ~夢も追えない自堕落な連中~ | ネット活動.com

 結局のところ、多くの人が欲しいものは「頑張る必要のない生活」のはずだ。頑張る必要がなければ当然「ご褒美」もいらない。誰も自分の実力や体力以上のことを、しかも他人に強制されてやりたくはない。

 自分が生きていくのに必要な分のお金があれば、そんなことをしなくて済む。やりたくないことを「やらないという選択」ができるようになるのである。そういうことをやらせようとする奴らに、「それはやりたくないからやらないね。別にいいよ、金ならあるしね。」っていってやれる。

 だから「自分へのご褒美」などと無駄なお金を使わせるキャンペーンの罠に引っかからずに、「ご褒美など必要のないストレスフリーな日々」を買えるように、自分の頭で考えて必要な行動をしていきたい。