- 結論
- 円安で物価が上がるが給料は増えないので買えるものが減る
- 自分で食事を作らない人ほど物価の高騰で家計をやられてしまう
- 大抵のものは素材から自炊できる
- 「完成品」を組み合わせて自炊をしている人は要注意
- 初心者は今から段階的に修練を積むべし
結論
- 円安による物価の高騰で、「給料は増えないが物価は上がる」ということが起こる。
- 物価高騰の影響をなるべく受けないために、食事を素材から調理して作る。
円安で物価が上がるが給料は増えないので買えるものが減る
ここ数ヶ月で円はドルに対して急速に安くなった。
「そもそもなんで円安に?」、「なんで急速に円安に?」ということは、いろんな人が動画を作って説明してくれているので、例えば以下の動画を参考に勉強して欲しい。
ここからは「円安になると物価が上がる」という前提で考える。
円安になると物価が上がる。
物価が上がる原因は、原材料や輸送費など「商品を生産、販売するためのコストの価格が上がるから」であるので、我々の給料が増えることはない。
ということは、簡単に言うと円安による我々への影響は、「我々の給料で買えるものが減る」ということである。
参考動画
自分で食事を作らない人ほど物価の高騰で家計をやられてしまう
買えるものが減る中で、飲食店で売っている食事、すなわち付加価値がついている商品をこれまでのように買おうとするとコストは高くつく。
以下のような感じで商品生産コストが上がるので、飲食店はそれを商品の価格に乗せてくる。
なので、外食する時の値段は上がると考えられる。
コストが上がるもの
- 食材コスト:食材の生産費用、運搬費用が上がるので値段が上がる。
- 調理コスト:調理に使うガスや電気の値段が上がる。
- 店の運営コスト:店で稼働させる冷暖房等でガスや電気の値段が上がる。
円安によって原材料費が上がり、その結果商品価格が上がっているので、我々の給料は変わらないか、減る。(減る場合は商品を買うお客さんからではなく、労働者の賃金を削ってコスト増を吸収する事ために起こる。)
しかし、外食をすると上記のコストを我々が負担することになるので、外食は我々の家計によりダメージを与えるようになるだろう。
一方で、例えばスーパーなどで惣菜を買ってきて家で食べる「買い食い」や、素材だけ買ってきて家で調理をする「自炊」であれば、外食よりコストを抑えることができるだろう。
なるべく円安による家計へのダメージを減らしたいなら、「外食」なんてもってのほかだし、「買い食い」もできれば控えたい。
やはり、円安の影響が最も小さい「自炊」でなんとかしたい。
大抵のものは素材から自炊できる
外食で食べているもの、あるいは店で作って売っている惣菜などの食べ物は、自炊では作れないと思いがちだが、そんなことはない。
そもそも飲食店だって、スーパーだったり、問屋なりから食材を買ってきて調理し、それを売っているのだ。
おんなじ、あるいは似たような食材が手に入れば、飲食店の味を再現するのはさほど難しくない。
もちろん工夫と研究は必要だが。
「完成品」を組み合わせて自炊をしている人は要注意
自炊ができているだけで円安による物価高騰のダメージをだいぶ和らげられていると思うが、自炊をしても「完成品を組み合わせているだけ」の調理をしているのなら、まだ家計を守る余地がある。
例えば、以下のような「トマトバジルソース」を買って、買ってきたパスタにかけて食べるだけでは、「完成品の組み合わせ」に過ぎない。
「トマトバジルソース」なら以下のように自分で作ることができる。
「自分で作ってもたいしてコストが浮かない」と思われたかもしれない。
しかし、これを自分の食事のいろんなところで実践すれば総額は大きくなる。
また、自分で作れるということは完成品の量や質をコントロールできるということである。
所持金に合わせて必要な分の完成品を無理なく作ることができるのである。
初心者は今から段階的に修練を積むべし
自炊のメリットは計り知れない。が、自炊の技術は一朝一夕には身に付かない。
自分が普段食べているもの、また、作りたいものにもよるが、技術の習得にはそれなりに時間がかかる。
なので初心者は今日から始めるべきである。早く始めればその分早く上達するのだから。