- 「お金がない」というの不可解
- 収入未満の範囲内で生活すればお金が手元に残る
- あなたにお金がないのは「収入以上にお金を遣ってしまったから」では?
- 借金をすることは「収入以上にお金を遣う」こと
- 「欲しいモノは借金してでも買う」には大反対
「お金がない」というの不可解
なぜお金がなくなるのだろうか。
もちろん、これが「くだらない誘いを断るための方便」であるなら納得である。
基本的に人からの誘いは断った方がいい。会いたければこちらから出向く。
もし、お金がないということが、方便ではなく、本当に困った状態を指しているのであれば、これはなかなかに不可解である。
こういう人は、誰かにお金を盗られでもしたのだろうか?
収入未満の範囲内で生活すればお金が手元に残る
例えば、20万円の手取り収入があって、15万円で生活すれば5万円は手元に残る。
これを1年間継続すれば、5万円 * 12ヶ月で60万円が手元に残る。小学生でもできる計算である。
この収入は変動するが、そうなれば支出の方も合わせて変動させれば、やはり毎月手残りができる。
もし、収入が生活を維持できなくなるほど無くなったら、生活保護を受ければいい。
そしたら今度はその支給金額の未満の範囲内で生活すれば手残りはできる。
あなたにお金がないのは「収入以上にお金を遣ってしまったから」では?
収入未満の金額で生活できていれば、「お金がある状態」になる。
もし、お金がないのであればそれは収入以上にお金を遣ってしまったから、である。
これはそんなことをしてしまった自分に原因がある。
借金をすることは「収入以上にお金を遣う」こと
基本的に収入は一定ではない。
給与所得者であれば、その給与の額は会社や業界次第で変わる可能性がある。
事業所得者にしても、その事業が成功するか、また成功し続けるかはわからない。
金融資産等から収入を得ている場合も同じである。刻一刻と収入は変化する。
収入は一定ではないが、借金の返済は一定である。
本質的には、来月の収入が十分にあるかわからない状況なのに、それを前提として借金をすることは、「収入以上にお金を遣うこと」である。
そして、収入が途絶えて、借金で苦労し始めると、皆往々にして「こんなはずじゃなかった」などと言い出す。残念ながらそれを言い出す頃には大体全てが終わっており、地獄が始まっている。
「欲しいモノは借金してでも買う」には大反対
「欲しいモノは買う」ということには反対しない。欲しいのだから買えばいい。
しかし、欲しいモノを自分の収入で買えないから、人からお金を借りて買う、というのは賛成できない。
「お金がないから買えない」は自然なことである。お金がないのだから払えない、なので、買えない。
借金はその自然な、当たり前の交換の原則を複雑にしてしまう。
お金がないならそれを買う資格がないのである。必要なお金を貯めてから買えばいい。
買えないモノは買えないし、買おうとしない。簡単なことである。
もし本当に欲しいなら、やはり時間をかけて貯めるしかないのである。