「平和」は続かず、準備不足の代償は高くつく

 

なぜ「今の平和」が明日も続くと思うのか

 今の仕事は明日も続けられるのか。

 今のポストは明日も自分のものであり続けるのか。

 今の資産は明日も同じ価値であり続けるのか。

 当然、今まで続いてきたことが、明日も続く保証はない。

 たとえそれが、どれだけ長く続いて来ようが、全く関係ない。

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 だからこそ、平和で余裕があるうちに、有事の備えをしなければならない。

 今の仕事を失った時に備えて転職活動をしておいたり、副業を体験しておく。

 今のポストを失ったら、他に移動できるポストがどこなのかを把握し、そのポストが得られるように根回しをしておく。

 今の資産の分散具合を見直して、平和が崩れた時のダメージを抑えつつ、逆に投資するチャンスを逃さないようにする。

 借金などはせずに、有事に備えて必要な支出は最小限に絞っておく。

 平和な時だからこそやるべきことはたくさんある。

 いや、むしろこれは平和な時にしかできないのである。

 

準備不足の代償は高くつく

 「こんなはずじゃなかった」と準備を怠った奴は嘆く。

 この代償は高くつく。

 平和な状態が崩れてしまうと、急いで平和を立て直さないといけなくなる。

 急いで問題に対応すると、よく考えて、よく検討する時間が取れない。

 しかし、これらができないと、焦って軽率な判断をしてしまい、平和を立て直すどころか、状況はより悪化してしまう。

amam on Twitter: "『進撃の巨人』第1話の考察5 ⑤の情報と、845年、850年を組み合わせると、以下がわかります ・850年から107 年前に、人類が巨人に殲滅された(これは偽史で、実際は743年にレイス王によるパラディ島への移住が始まったことが後に判明) ・845年まで100 ...

 蓄えがなくて仕事をしないと生活できないから、転職先を選ばずにブラック企業に入る。

 仕事を失ってお金がないから、一発逆転を狙って高い情報商材を買う。

 今のポストにいれなくなったら、転勤や望まない仕事しかできなくなり、それが嫌で会社を辞めることになった。

 よく検討せずに、焦って決めたことは、大抵においていい決断にはならない。

 悪い決断は状況をより悪化させる。

 

日々「明日、今の平和が壊れたらどう動くか」ということを想定しなければならない

 忙しくてできない。

 やる気がないからやりたくない。

 今が安心だからやる必要がない。

 平和はこれまで崩れなかったから、これからも崩れない。

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 こういう決断をするなら好きにすればいい。

 しかし、ことが起きて「こんなはずじゃなかった」と曰っても、もう遅い。

 そこからが地獄の始まりである。