- 「強いやつ」が「弱いやつ」を好きにしたらしい
- 「強いやつ」が社会のルールを無視して「弱いやつ」を好きにするのは当たり前
- まずは自分を守りたい
- 「弱いやつ」は集まって反撃する
- 社会は「自分の娯楽」と「安心できる社会秩序」のどちらを優先するのか
「強いやつ」が「弱いやつ」を好きにしたらしい
いつでもどこでも「強いやつ」は「弱いやつ」を好きにする。
「強いやつ」が社会のルールを無視して「弱いやつ」を好きにするのは当たり前
「強いやつ」が社会のルールを無視して「弱いやつ」を好きにするのは、日常茶飯事である。
「強いやつ」は気分次第で、「弱いやつ」をどんなふうにでも扱える。
学校では、いじめっ子がクラスの「弱いやつ」を財布やパシリ、サンドバッグにだって使う。
会社だって、立場の弱い社員をみんなでいじめたり、トドメは「追い出し部屋」で精神的に痛ぶった後で辞職に追い込む。
「強いやつ」は「弱いやつ」を好きなように扱う例は、枚挙に遑がない。
そして「弱いやつ」がこれに抵抗するのは難しい。
「ルール違反だ!」、「道徳に反している!」なんてことを被害にあった「弱いやつ」が加害者である「強いやつ」に直接訴えても意味がない。
そんな訴えは無視できるし、簡単に揉み消せる。
そもそも「強いやつ」は自分がやっていることが「正しいくないこと」なのは百も承知だ。そういうことを力を使ってやっているのだ。
なのであえて「正しくないこと」を指摘しても意味があるはずもない。
まずは自分を守りたい
「弱いやつ」が個人で悪いことをしている「強いやつ」に抵抗するのは難しい。
その抵抗は「強いやつ」になんのダメージも与えられない。
それどころか、その抵抗に対する報復が待っているかもしれない。
なので、「弱いやつ」が個人で「強いやつ」に抵抗することはマイナスでしかない。
そんなことをするよりも、まずは「これ以上被害を受けないところまで逃げる」ということをすべき。
他の全てを置いてとにかく逃げる。
まずは自分の身を安全なところに置いて、そこから次の作戦を考えたい。
「弱いやつ」は集まって反撃する
「弱いやつ」が自分の身を安全な場所に置けたら、次は「弱いやつ」同士で集まって力を付ける。
いくら「強いやつ」とはいえ、相手にする人数が増えれば増えるほど、その戦いに苦戦する。
今回の件で言えば、『元ジャニーズJr.の歌手、カウアン・オカモトさん』が『ガーシー(本名・東谷義和)元参院議員』を味方につけて生配信を行い、その配信を見た多くの人が味方になり、騒ぎ立てることで事件が表面化し、『ジャニー喜多川氏』にダメージを与えることに成功した。(とは言え、すでに加害者は亡くなっているが)
自分が被害者になるということは、自分が「弱いやつ」であることなのだから、まずはそのことを認識した上で、正しい戦い方で「強いやつ」に抵抗したい。
社会は「自分の娯楽」と「安心できる社会秩序」のどちらを優先するのか
社会で「強いやつ」になれるということは、その社会に何かしらの貢献をしているということである。
「強いやつ」にダメージを与えて、社会から追放するようなことをすれば、その「強いやつ」が社会に提供していたモノも失われてしまう。
なので「弱いやつ」に加担する前に社会はその値踏みをする。
「社会にとって必要なのはどっちなのか?」と。
もし社会が「自分の娯楽」を優先すれば、『ジャニー喜多川氏』と『ジャニーズ事務所』は最少のダメージを受けるだけで済む。
せいぜいが「被害者への謝罪」と「今後気をつけます!の宣言」くらいで済むだろう。
もし社会が「安心できる社会秩序」を優先するなら『ジャニーズ事務所』を廃業に追い込むくらいの不買運動をして、他の「強いやつ」への見せしめを行うだろう。
「社会秩序を乱すならお前もぶっ潰す。」と脅してやれば、「強いやつ」は好き勝手しにくくなる。
社会がどちらを選ぶか、見ものである。