具体的な損失を意識すると酒を飲むことに躊躇する

具体的な損失を意識すると酒を飲むことに躊躇する

 断酒企画をやっている中で、1日に2本の「お酒は飲まない方がいい」とする動画を見ている。これを見ていると酒を飲むことへの意識が徐々に変わってきた。具体的には「酒を飲むと身体にとって損だ」ということを意識するようになった。

 身体はアルコールの解毒を最優先する。本来なら代謝や修復に使うエネルギーがそっちに取られ、身体の更新が滞る。つまり、酒を飲むほど「解毒不足」の状態になり、老廃物がたまっていく。

 さらに、アルコールの代謝で発生するアセトアルデヒドは細胞を傷つけ、老化を加速させる。新陳代謝が遅れ、古い細胞がいつまでも残る。肌はくすみ、疲れは抜けず、内臓の負担も増える。酒を飲んだ翌朝にだるさや肌の不調を感じるのはそのせい。

 これは明らかに損。一時の楽しい時間の代償として、未来の自分がダメージを受ける。酒をやめれば、身体はもっと早く回復し、若さを保てる。飲まないほうが得。

 いろんな「飲酒のデメリット」を動画で聞いていて、太るとか、アルコール依存症の恐怖とか、肝硬変の辛さとか、そういうものはあんまり心に刺さらなかったが、「損得で飲酒を評価する」というのはすごく自分に刺さった。

 断酒希望者たちはたくさん動画を見まくればいつかは自分の心に刺さる「断酒のメリット」を見出すことができる気がする。