何でも買おうとする国の生活ほど過酷だと思った
筆者は「短時間で見れる衝撃映像」に飢えている動画ジャンキーなので、趣味の悪いことに、そういう映像をyoutubeで探し回っている。そして、大体見つかる映像は「アメリカ、中国、ロシア」のモノが多い。ロシアは社会構造というよりは「個々人の闘争モノ」が多いので、「血の気が多いやつが大胆なことをする」という印象。一方で、アメリカと中国は、社会構造が人に極端なことをさせているように思う。特に「貧困は人を変える」ということが以下の動画からよくわかる。
翌日、サンデルは私にこう語った。「私が訪れたさまざまな国のなかで、中国は自由市場を当然視する姿勢と道徳的直観が最も根強い場所です。もっとも、アメリカを除けばの話かもしれませんが」。
上記の動画と記事から、「カネがモノをいう社会であればあるほど、カネがなくなったときに大変なことになる」ということがよくわかる。上記の「サンデル教授の中国授業における臓器売買の話」では、そういう社会では命すら売らざるを得なくなる、ということに震える。
では「なんでカネがモノをいう社会ができるか?」というと、「なんでもカネで買おうとするから」だと思い、考えてみた。
- 教育 → お金があれば良い学校に行ける
- 医療 → お金があれば最高の治療を受けられる
- 正義 → お金があれば優秀な弁護士を雇える
- 政治 → お金があれば選挙活動で有利になる
この状態が進むと、カネを持たない人の選択肢が極端に狭くなり、結果的に社会が「カネが支配する構造」に固まってしまう。
本来、カネは「価値の交換手段」のはずだった。しかし、「なんでもカネで買える」と思う人が増えると、「価値をすっ飛ばして、結果をカネで買うようになる」ので、カネが「価値そのもの」になってしまう、と思える。
例えば:
- 教育を受けるのではなく、学歴を「買う」(寄付入学など)
- 影響力を築くのではなく、フォロワーを「買う」(SNSのボット)
- 権力を持つのではなく、政治家を「買う」(ロビー活動)
こうなると、社会全体が「努力や能力による社会貢献という価値よりも、どれくらい結果を買えるカネを持っているか?」だけで回るようになり、それによって「カネが価値を生み出す仕組み」 が強化・固定化される。
資本主義社会では、「カネは社会に貢献した証」と見えやすいが実際はそうでもないことは、エッセンシャルワーカーの待遇を見ればわかる。社会に必要な仕事であるほど、利益率が低く、ビジネスとしての競争が生じにくい。一方で、金融や広告業のように、『お金を動かすこと自体が価値』とみなされる仕事は、資本主義の構造上、利益を生みやすい。
そんでもって、「カネを持ってる人ほど、そのカネが使える範囲を増やしたがる」というところが恐ろしさの本質。。もう『アンパンマン』に「拝金マン」とか作って出してみて、子供のころから「なんでもカネで買おうとするのってダサいよね」って洗脳しといたほうがいい。『銭$ソング』を笑って聴ける世の中でありますように。。
2025年3月11日読み回り感想メモ
やっぱり仕事をするとなると東京なのか。。しかし、通じ合えなくても「一人一つよりも、みんなで一つを持つ」というシェアの精神は素敵。
犬がペットである以前に肉食動物であるということを思い知る記事。。ほとんどのペットが人間のように扱われてるから忘れがちだけど、犬自身は生物としての生き方を忘れてないってことなのかも。
詳しい体験談で参考になる。検査の流れが明確に整理されていて、実際に受ける人にとって有益な情報。特に費用の部分、事前説明の重要性を指摘しているのが鋭い。
自然と共に暮らす日常がいい。ヒヨドリやメジロの訪れを感じ取る繊細な視点が見事。。
フェンス破損の顛末、冷静に分析しつつも的確に対処しているのが頼もしい。
物価高の波にただ流されず、疑問を持つ姿勢が鋭い。安さを追い求めた結果が今の状況を生んでいるのかもしれないという視点が興味深い。知るべきことと知らぬが幸せなこと、その線引きを考えるのもまた一つの知恵。
便利さに流されず、本当に必要なものだけを選び取る暮らしは、シンプルで豊か。ヨレた布を手直しし、自分だけのものにしていく過程も味わい深い。
親の「してあげたい」という気持ちが、実は子の自立を阻むこともあるのは筆者も体感している。ずいぶん甘やかしてもらった。。援助のつもりが負担になり、感謝どころか苛立ちを生む…筆者にも覚えのある話。しかし、冷静に状況を分析しつつ、家計の管理を続ける姿勢が見事。無駄かもしれないと思いながらも、やるべきことをやる、その覚悟が伝わってくる文章ですばらしい。。
うまそう。。。
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