「NISA損切り」をする意味が分からない

「NISA損切り」の意味が分からない

 「優良」とされるインデックスファンドにNISAを使って投資をするにあたって、短期的に値下がりしたから「NISA損切り」する、ってのがよくわからない。

 おそらくは以下のような理由で「NISA損切り」をしてるんだと思う。

  • 短期目線で動揺:相場が一時的に下がると、「損が拡大する前に逃げなきゃ」と焦る人がいる。長期視点がないと、NISAの非課税メリットより「今の損失」に心が支配される。

  • NISAの仕組みを誤解している:NISAは損益通算や損失繰越ができないため、損したまま保有しても「節税の意味がない」と勘違いし、損切りして課税口座に移したほうが得だと思う人もいる(実際は長期的な利益で非課税の恩恵が得られるため、早期売却は非合理)。

  • 生活資金が急に必要になった:どんなに投資方針が正しくても、現金化せざるを得ない状況では損切りせざるを得ない場合もある。

 要するに、「金銭的にも精神的にも長期保有する準備ができていない人」がブームに乗ってNISAにお金を突っ込むもんだから、こういう「損切りブーム」にも乗っかってしまって結果的に損をしてるんだと思う。自分で学んで考えなきゃだめだよなぁ。

 こういうと、「義務教育で習ってないから、投資については自分で考えられない」みたいな話があるけども、こういう言い訳は、「個人の学習責任を放棄する他責的な態度」を正当化してしまう危険な考えだと思う。そもそも義務教育の役割は「考えるための土台」を与えることであり、個々人は「その土台」の上に、自分で調べ、学び、試しながら具体的なスキルに育て上げていくってのが本筋だと思う。にもかかわらず、「それをしなかったこと」を棚上げして「NISAってなんかいいらしい」みたいなノリで始めて、含み損で不安になって即売却では、「勉強不足」だと言わざるを得ない。

 まぁもちろん、我が父親が全財産をブッコんだような『日経ダブルインバース』なんかは「優良」とされていないインデックスファンドなんで、さっさと「損切り」した方がいいけども。。(しないんだよなぁ、、これが。。)

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