「これを考えてたのは俺だけじゃなかったのか。。」と思った話

『【ReHacQvsNewsPicks創刊編集長】クズはどう生きるか...エリート至上主義に物申す【高橋弘樹vs井上慎平】』の感想

 以下の動画を見て、「この話、必死に仕事をしてた2021年ごろに筆者も同じことを考えていた」と思った。

 まぁこの動画の内容に限らないが、他者が発信したTips的な話に対して、「え?俺もそれ考えてたよ?」みたいに驚くことが多い。さらにそれが本になってたりすると、「売れたんか。。」とも思う。

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「何が有能」かはその時次第で決まる(けど、今時点で無能な事実は変わらない)

 動画では、「現代は変化に柔軟で、かつ、変化が速い人が有能とされているけど、みんながみんなそうであるわけない。今も昔も変化が速い人と遅い人がいて、今は速い人に有利なだけ」という話がある。

 筆者も仕事をしていて、「仕事で無能だから、自分自身のすべてが無能」と思いそうになり、落ち込んだところを以下で立て直したことがある。まぁそれでも「仕事で無能」というところは何も変わっておらず、ずいぶん苦しんだが。。

 まぁ「仕事で無能」という事実の辛さを解釈で何とかしようとしても、「仕事で無能」という事実は何も変わらない。さらに、それによって仕事場では自分はもちろん、周囲の人間もプレッシャーをかけてくるので、こういう「メタ認知」は本当に「気休め」にしかならないので注意したい。

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 筆者を含めて多くの人が「仕事ができない」ことを恐れるのは、それが生存に直結することだから、だという以下の動画の結論はかなり納得できる。

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1.5倍の努力がいるならそれは向いてない証拠

 動画も言われているが、仕事の場面では1on1や評価面談を通して、「成長」を求められる。それは欠点の改善もあるが、それよりも、「今よりもっと仕事ができる自分」を目指すように促してくる。さらに仕事に就く以前にも、我々は労働者としてより賃金の高い、「高みの仕事」に向けて努力するので、「労使みんなで1.5倍の努力をする状況」を作っているのである。

 つまり、賃金を求めて、現時点の自分の能力では務まらない仕事を背伸びして手に入れて、その仕事をしながらさらに背伸びをして新しい仕事にも対応できるようにしている。その結果、「仕事は1.5倍の努力を常にすること」が自他ともに当たり前になる。そりゃ辛いわ。。

 そういう「背伸び」は、「今はできないし、あるいは、今後もできないかもしれないものを頑張ってやろうとしていることだ」、ということを自覚しておきたい。そして、それを苦労と思ったら、それは自分に向いていることではないのである。できる人は苦労と思わずにやっているんだから。

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それでも「現代のルール」で生きていかなきゃいけない

 動画では上記のような様々な「メタ認知」のきっかけを与えてくれるが、それでも「この世界で生きていかなきゃいけない」という結論を出している。まぁそりゃそうだ。すべては「社会」からの要請であり、「個人」は基本的にはそこから逃れられないのだから。

 なので「何でもできて、変化が速いヤツ」が今後も有利に生き続ける。

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「現代のルール」についていけないからこそ、それを前提に戦略を考えた

 筆者の戦略とは、「現代のルール」の根幹である「資本主義経済」への依存度を減らすこと、である。

 まぁ今後は多くの人が、望まなくてもそうせざるを得ない状況になると思うが、これに気づいた筆者は一足先に、かつ、じっくりと調整しながらやっていく。

 この戦略は、多くの「現代人」には反発されるだろうが、端的に言えば「欲しがらなければ稼がなくていい、稼がなくてよければ辛い仕事を目指さなくていいし、税負担も軽く済む」という「欲望のダイエット」をすることが軸になっている。そのうえで、「お金ではなく、自分で、あるいは仲間と一緒に解決する」、「株式を通して世界の欲望から分け前をもらう」という方向性で生きていく。

 とはいえ、正直、筆者の戦略も現代社会のあらゆるインフラを前提としているので、これを多くの人が同時に始めると、それはそれで困る。

 これは「ソシャゲのガチャ」と同じ構造で、一部の重課金者がいるからサービスが存続し、サービスがあるから様々な遊び方ができるのである。なので、まだあらゆるインフラが、今程度の定額課金、あるいは従量課金制であるうちにこの戦略を具体化して安心したいと思っている。

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