フリーランスとして生計を立てるようになって、気づけば3か月が経った。ここでは、実際に働いてみて感じたことをメモしておく。
自分に合った働き方ができる
まず何よりも「自分に合ったペースで働ける」のが大きい。
筆者は「お金はいらないけど、あまり働きたくない派」なので、現在は月100時間ほどの労働で生活している。
会社員として就職活動をしていたころ、この条件で探したこともあったが、当然ながらそんな求人は見つからなかった。
一方で、フリーランスの場合は交渉次第で働き方を柔軟に決められる。この自由度の高さは、会社員時代にはなかったものだ。
「信頼」と「伝え方」を意識するようになった
成果物を作るだけでなく、「信頼を得ること」と「わかりやすく伝えること」を意識するようになった。
信頼を得るには、当たり前だが期日を守る、報連相をするといった基本が重要だ。
また、仕事の成果を「見える化」する工夫もしている。みんな忙しいので、他人の進捗を追う余裕はない。だからこそ、一画面で全体がわかるようにまとめておくと、それだけで「ちゃんとやってる」と伝わる。
生活コストへの意識が高まった
筆者の契約は「3か月更新」なので、更新されなければ収入が途絶える。
そのため、生活費を抑えたり、資産形成を進めたり、別の収入源を確保する動きを意識的に取るようになった。
会社員時代もある程度は考えていたが、今はよりシビアだ。
「来月も続くかどうか分からない」という前提のもとで動くのは、緊張感があるが悪くない。
お金の流れを細かく見るようになった
在宅ワークでは、家賃・光熱費・仕事道具などが経費として扱える。
そのため、自然と支出を記録する習慣がついた。
確定申告を見据えて、「この出費は仕事用か?」と常に考えるようになったのは良い変化だと思う。
いまのところ会社員に戻るつもりはない
こうして振り返ると、フリーランスは会社員よりも不安や負担が多い。しかし、それでも自分のペースで働ける自由の価値は大きいと思っている。
そもそも会社員だって、何も考えずに仕事をしていれば安泰というわけではない。環境が変われば同じような「工夫」も必要になるだろう。
だったら、自分の特性に合った環境を自分で選べるフリーランスのほうが、今の自分には合っていると思う。