Fラン大学就職チャンネル の『メタバコ』を全編観た。7〜8時間という大ボリュームだったが、いちいち考えさせられたし、ストーリー展開も無駄がなくてあっという間に時間が過ぎた。
観終わって特に引っかかったのは、
- 「結局、人は他者を見下すことで安心する生き物なのか?」
- 「社会に存在する優劣を自己責任として放置していいのか?」
- 「キレーゴトは、必ずしも当人を気持ちよくもしないのに、それでも誰かがコストを払う必要があるのか?」
- 「社会が強いる競争を無条件に肯定するのも違うし、完全に背を向けるのも違うとしたら、競争とどう向き合えばいいのか?」
ということだった。
こうした「モヤモヤ」を通して浮かび上がった問いは、つまるところ「俺は、どこまで他者に冷酷になっていいのか?」というもの。
「俺よりイケてないアイツは、自己責任でそうなっているから、そんなヤツを救おうなんてキレーゴトにコストを払う必要はない。有利なポジションで参加できた競争には積極的に参加して、不利なら損切りして、その結果として他者がどうなろうが知らないけど、自分はリソースを蓄えて生きよう!」
他者に冷酷になり切ればきっとこういうことになる。そして実際にこういう態度で生きてきた場面もある。それはそれで、当時の筆者にとっては最適解だったかもしれない。まずは自分が生きていく「足場」を固めなきゃいけない。
別に間違ってない。けど、どこか後ろめたくもある。
この後ろめたさがキレーゴトの燃料になるんだろうなと思う。
いや、しかし、こういう長編を躊躇なく見られるんだから、ほんと、ヒマしてるかいがあった。