下手くそなので買いました。下手くそだからわからないのかもしれないが、正直「S1スイッチ」はなくても良かったと思った。。
学生と違って社会人は練習する時間はないが金がある
学生を舐めているわけではないが、一般的に学生は社会人より時間に余裕がある。なので、練習時間をたくさん作って腕前を上げて、「自力」でいい音を出すことができる。
一方社会人は、最低でも週に40時間と働く体力をごっそり持っていかれており、練習時間をたくさん作ることはできない。一方で、時間と体力を売り払った対価として、現金がある。
練習できないので腕前でいい音は出せないが、現金を使って「いいギター」を買えばそこからいい音を出すことはできる。
本当は腕前でいい音を出したいものだが、社会人にそれは難しい。ならば買ってしまえばいい。
「いいギター」の音はプレイヤーをうまいと勘違いさせてくれる
「勘違い」で構わない
「いいギター」からはやっぱりいい音がする。プロの音源から聴こえてくるような音が、自分のアンプから出せるのである。あくまで「ような」だけれども。
そんな音を聴きながら練習していると、「自分はギターがうまく弾けている」と勘違いすることができる。これは素晴らしい。
プロでないギター弾きは自分のためにギターを弾くわけなので、ただ1人のオーディエンスである自分が「いい音」だと満足できればそれでいいのである。それが全てである。
安いギターだと「勘違い」しにくい
これまで学生時分に、5〜6万円の「Epiphoneのセミアコ」と「Edwardsのレスポール」を弾いてきたが、22万円の「Fender American Ultra Series」は全然音が違う。
5〜6万円のギターで自分で自分にとって「いい音」を出せたと思ったことはなかった。むしろ「もっと練習しなきゃな」と焦ったものだ。
今回買った22万円の「Fender American Ultra Series」は鳴っている音だけで満足できるくらい「いい音」がする。これだとあまり「練習しなきゃ」とは思わなくなった気がするので、これはこれで良くないか。
「いいギター」の音はどうしても耳に入ってきてしまう
音楽を聴いていると「いい音」に耳が肥される
CD音源を世に出しているプレイヤーはだいたいプロである。そんなプロの音を聴いていると、そのプロが出した音が「いい音」になってしまう。
そしてプロのプレイヤーたちは総じて「いいギター」を使っているのである。少なくとも5〜6万円のギターをメインで使っていることはないだろう。
そんなプロの音楽を聴くだけで自分の耳が肥えて、5〜6万円のギターの音では満足できない耳になってしまうのである。
音楽を聴かないことはできないので、「いいギターの音」に耳が肥されるのは避けることができないだろう。
「いいギター」はリセールバリューが高いので安心して買っていい
ちゃんと管理すれば買った時に近い値段で売れる
ちなみに、仮にもし、ギターを手放したくなった場合にも「いいギター」のリセールバリューは高いので、買った時とあまり変わらない値段で売れる場合が多い。(そもそもギターはリセールバリューが高めな気がするが)
もちろん、高く売るためにはしっかりギターを管理する必要があるが、それさえできれば手放す時に損することを恐れて「いいギター」を買うことを迷う必要はない。
ただし「自分で」売ること
楽器屋さんに売っても大した値段で売れないので、フリマサイトやオークションサイトで売るようにはしよう。
下手くそな社会人ほどいいギターを使った方がいい
最高の気分になれればいい
金を使って「いいギター」を買って、その「いい音」でうまいと勘違いして、最高の気分になればいい。社会人にはそれができる。
もしかしたら、その最高の気分がもっとうまくなりたいというモチベーションにつながるかもしれない。そうなったらもっと最高だと思う。