こんな無駄なことをしていた
結局実装したが、その情報を『emaxis slim 米国株式(s&p500) 』をお得に買うことには使えなかった。
『emaxis slim 米国株式(s&p500) 』の買い時は1日単位ではわからない
『emaxis slim 米国株式(s&p500) 』を購入していると、基準評価額が下がった時に買って、逆に価格が上がった時は買いたくない、という想いに駆られる。
それを実現するために、「S&P500指数」や「S&P500のRSI」を日々眺めて、これらの値が下がった時に『emaxis slim 米国株式(s&p500) 』を買えば、「安い時にたくさん買う」ということができるのでは、と思ったが、それはできなかった。
むしろ、「S&P500指数」や「S&P500のRSI」を『emaxis slim 米国株式(s&p500) 』の基準評価額を予測するために見るのは本当に時間の無駄なので、それをしなくて済む人が増えるよう記事にまとめる。
S&P500指数のチャート
S&P500のRSI
約定までのタイムラグがあること
『emaxis slim 米国株式(s&p500) 』は投資信託なので、ETFのようにリアルタイムで取引することはできない。
取引には以下の制約がある。
- 注文から約定までは1〜2日程度のタイムラグがある。
- ファンドが休みなので、「ファンド休日と土日祝」に注文を出しても購入処理は休み明けから起算して時間がかかる。
- 基準評価額は1日1回決まるので、「S&P500指数」の値をリアルタイムには反映しない。
「S&P500指数」はリアルタイムで変動し、「S&P500のRSI」は1日ごとに算出されるが、上記の制約のため、これに合わせて『emaxis slim 米国株式(s&p500) 』の購入注文を入れても、約定するときの基準評価額がどうなっているかはわからないのである。
約定、さらにそれが手元に届くまでも時間がかかるので、『emaxis slim 米国株式(s&p500) 』は機動的な取引には向かない。
日ごとに「S&P500指数」や「S&P500のRSI」を観察しても「下がった時に買う」ということができない
上記から、毎日「S&P500指数」に関連する情報を集めても、無駄である。なぜなら、リアルタイムの「S&P500指数」と『emaxis slim 米国株式(s&p500) 』の基準評価額は連動していないからだ。
なので、情報収集に時間を使うのは無駄である。月1か、せめて週1くらいで良いと思う。
リアルタイムで取引したいならETFにすべき
もし、「S&P500指数」や米経済の情報をリアルタイムに収集するのが好きで、かつ、それを投資に活かしたい場合は米国ETFで「S&P500指数」に連動する商品を買えばいいだろう。