- 自分でできるものは人から買わない
- 買うかどうかは価格より価値で判断する
- いきなり新品でものを買わない
- 自分の今持っているお金以上のモノを欲しがらない
- 常に冷静でいられるように心配事を減らす
- 欲しいモノと必要なモノは違うということを理解する
自分でできるものは人から買わない
人が売っているモノやサービスの価格には、それ自体の価格にいろんなコストがのっている。人から買わずに、自分で作れば余計なコストを支払わなくて済む。
例えば、コンビニでコーヒーを買う時、その値段には、コーヒー自体のコストの他に、ざっくり見積もっても以下のようなコストが含まれている。
- 店舗の家賃
- 店舗の光熱費
- コーヒーマシンの維持管理費
- コーヒーマシンのリース料
- コーヒーを販売するスタッフの人件費
しかし、こちらが欲しいのは「コーヒーのみ」なのである。なので、このようなコストはできれば支払いたくない。
一方で、自分でコーヒーを淹れれば、その費用はほぼ材料費のみになる。
自分でやれば他人に支払う無駄なコストを払わなくていいなら、自分でやればいい。
買うかどうかは価格より価値で判断する
モノやサービスを買うときに、価格を見て買うかどうかの判断をしてはならない。
それを買った場合に得られる価値が、価格以上にあれば、価格がいくらでも買った方が良い。(ただし借金は基本的にはNG)
例えば、100円と10,000円の鼻毛切りがあったとする。
一見、安いのは100円の鼻毛切りだが、これは作りが雑なので10回も使えば壊れてしまうし、使い勝手も悪いので満足に毛を切ることができない。一方、10,000円の鼻毛切りは、10,000回使っても壊れないし、鼻毛を安全に、そして完全に切ることができる。
この場合、100円の鼻毛切りは、1回あたりの使用料金は10円だし、使った後の満足度も低い。一方で、10,000円の鼻毛切りは1回あたりの使用料金は1円以下だし、使った後の満足度も高い。
果たしてどちらが本当に「安い」のだろうか?
何かを買うときは価格ではなく得られる価値で判断しなければならない。
いきなり新品でものを買わない
モノは基本的には余っているので、モノはいきなり新品で買う必要はない。
どうしてもな場合を除いては、時間と市場を変えて、一番安い時に、一番安い市場で買う。
モノの値段は、最新バージョンで新品のものが一番高い。
もちろん、今このとき、新品のそれが必要であれば買えばいい。買う必要性があって、その値段を出す価値がある人もいる。
しかし、そうでない場合は時間と市場を広く見て、一番安い時に、一番安い市場で買うのがいい。
例えば、時間は、モノが発売してから時間が経てば基本的には価格が下がる。そのモノの性能が十分であれば時間が経っても買ってもいいだろう。市場は、フリマやオークションなどの中古市場や、物々交換ができる市場もある。また、呼び掛ければ、そのモノが不要になった人から無料でもらうことも不可能じゃない。
モノが欲しくなったときは、いきなりその場で新品で買うのではなく、時間をかけて、いろんな市場を眺めて、一番自分で納得できる価格で手に入れるべし。
自分の今持っているお金以上のモノを欲しがらない
自分が欲しいものがキャッシュで買えないのであれば、それは「あなたにそのモノを買う資格がない」ということなので、素直に諦める。
今持っているお金で買えないモノを買おうとすると、借金をしなければならず、これには金利の他に、借金返済の精神的なプレイシャーがかかる。
金利という無駄金と毎月返済しなければならない借金から無駄ストレスを受けるのは無駄なので、やらない。
常に冷静でいられるように心配事を減らす
人間は追い詰められると、頭が混乱し、訳のわからない行動をしてしまう。そんな時は上記のマインドセットなど簡単に吹き飛んでしまう。なので常に冷静でないといけない。
常にストレスなく、余裕を持てるように、お金と時間と心身の健康を万全の状態で維持しておく。
お金もあって、時間もあって、心と体が健康なら何も慌てる必要はない。
欲しいモノと必要なモノは違うということを理解する
欲しいモノを「必要なモノ」と錯覚してしまうと財布の紐が緩くなり、無駄金を使いやすくなってしまう。今買おうとしているものが、自分にとってどう必要なのか、答えられないようなモノは不要なモノなので絶対に買わない。
こういう、欲しいモノと必要なモノの区別がつかない人が多いから中古市場に物が溢れる訳だから、それを狙う我々無駄金を使わない賢者にとってはありがたい話だが。