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10月末のアマチュアキック試合に向けた練習メモ:メイン武器は相手の左に回ってラッシュすること

前回記事

 パンチの戻しが遅くて隙だらけになる状態を工夫する話。

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今回の試合の戦術

近距離ラッシュがメイン武器

 今回の試合では近距離ラッシュをメインの武器にする。

 理由は、試合時間が1ラウンド1分30秒で2ラウンドしかないので短期決戦が求められるからと、筆者は中距離で即効かせられる攻撃を持っていないことがある。

 この状況で、筆者の手持ちの武器の中で一番頼りになるのは近距離ラッシュである。

 近距離に入ったら、相手の左側面に回りながらパンチと膝蹴りのラッシュを仕掛ける。相手の左側面に居続けることで、オーソドックスの相手は手打ちのジャブしか打てなくなるので、こちらは被弾を気にせずに打ちまくれる。

 相手が顔を下に向けたら、正面や右側にも回り込んで打ちやすい場所に攻撃を入れていく。顔が下に向いていたら、もうこちらがどこにいるかなんてわからないので、攻撃をもらうことはない。(というかアマチュアの試合だったらダウンをとりそう)

 近距離ラッシュはただ打ち込むだけじゃなく、要所できちんと効かせる攻撃を混ぜ込んでダメージを取りに行く。

 左の膝蹴り、左のボディブローは狙いやすくてダメージが高い。

 右のフックと左のストレートはコンパクトに振って相手の顔面にたくさん打ち込んで、相手の頭を揺らすようにする。これもジワジワ効いてくる。

 試合まではこれらの攻撃の精度を高めるような練習をしていこう。

中距離は近距離に入るためのルート作りをする

 中距離は相手に近距離ラッシュを仕掛けるための布石に使う。

 いきなり突っ込んで近距離ラッシュも悪くないが、相手の姿勢が崩れていないとこちらも被弾するし、テクニックのある相手なら前手を伸ばしてこちらの前進を止めてくることもある。

 なので、中距離の撃ち合いで相手にスキができてから近距離ラッシュを仕掛けることにする。

 こちらから仕掛ける場合は、「左ストレートをヒットさせてのけぞらせる」、「左のインローで相手の足を広げる」、「右に回り込みながら右フックを押し付け気味に当てて体を傾けさせる」、が成功したらそのまま近距離ラッシュに移行する。

 相手のスキをつく場合は、「蹴りをスカしたら」、「相手のパンチをガードしてから右フックを返してのけぞらせる」、「相手の奥足蹴りを左ストレートでカウンターヒットさせてから」、が成功した近距離ラッシュに移行する。

打ち疲れたら右斜め前に入りながら「ガード前進」

 近距離ラッシュは打っている方はかなりスタミナを使う。

 もちろん、打ち続けるスタミナをつける練習はやっているが、それでも実践で近距離ラッシュをやった後は肩で息をするほどスタミナを消耗してしまう。

 実はこのスタミナ管理が最大の課題である。

 一応、こちらがスタミナを回復する手段として「ガード前進」をするつもりである。

 グローブで頭をガードして、腹を内側に丸めて腹筋を硬くする。

 そのまま相手の強い攻撃を受けにくいように、相手の前手の外側に回り込むように前進する。相手に前手の弱い攻撃をたくさん打ってもらうように、前手の攻撃を誘うように前進するのがいい。

 これをこちらのスタミナが回復するまで続けて、息が落ち着いてきたらすぐに近距離ラッシュに入る。前進しているので相手との距離は近いはずだし、相手の前手攻撃をガードしてから右フックを返せばそこからスムーズに近距離ラッシュに入れる。