emaxis slim 米国株式(s&p500) の再投資による複利効果は保有している口数が増えることではない

 

emaxis slim 米国株式(s&p500) の再投資による複利効果は保有している口数が増えることではない

 掲示板でこんな書き込みを見つけた。

 私も初心者なので同じようなことを思っていました。

決算の時に分配金があり、それで口数が増えていって資産が増えるのかと。

まだ詳しく分かりませんし合っているか分かりませんが、投資信託についての%運用は専門家がされていて年間基準価格を%上げてくれるのだと思います。
なので数千万単位の口数を持っていれば仮に4%運用だとして基準価格が4%上がった分の口数を売って(減らして)も結果的には±0なんだと私は認識しました。
間違っていたらすみません。

 

口数は買い付けなければ増えません。
でも基準価額が上がれば1口あたりの価額も上がるので資産が増えます。
ここはS&P500に連動するのでS&P500が上がれば基準価額も上がります。

基準価額が10000だとして
S&P500、1%上がる。連動するので
そうすると基準価額10100になります
翌日も1%上がる
基準価額10201

この時点で複利がついてるのが分かると思います。

連動するといっても実際この様に単純ではありませんが、大まかにこの様なイメージです。

出典:eMAXISSlim米国株式(S&P500)【03311187】:掲示板:投資信託 - Yahoo!ファイナンス

 4/25にemaxis slim 米国株式(s&p500)は決算日を迎え、筆者も保有している資産がどう変化するか気になっていた。しかし、特に口数が増えるなどの変化はなかった。その理由は上記の書き込みの通り。

 

emaxis slim 米国株式(s&p500)は分配金の出ないファンドである

 emaxis slim 米国株式(s&p500)は分配金の出ないファンドである。

 

 分配金が出ないから決算があっても個人が保有している口数には影響しない。

 

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分配金が出ないので再投資の際に税がかからない

 emaxis slim 米国株式(s&p500)が長期の投資に向いている理由の1つとして、分配金が出ないということがある。分配金が出るとそこには約20%の税が課せられてしまう。再投資を前提とした長期投資の場合、分配金を得るたびにそこに課税されてしまっては再投資の効率を下げてしまう。

 

 emaxis slim 米国株式(s&p500)は分配金がないので、再投資をする際に個人に課税されることはない。これが分配金のないファンドが資産形成に向いている点である。

 

利益が出たらファンドに対して再投資され基準評価額が上がる

 emaxis slim 米国株式(s&p500)は分配金がないが、しっかり運用利益は得ている。そして、その利益はファンド内に再投資される。

 

 ファンドとして運用できる資産が増えるとさらにその運用利益は拡大する。

 

 ファンドの運用利益の成長加減は「基準評価額」に表れる。純資産額が増えて、米国株の価値も上がれば基準評価額は右肩上がりになる。

 

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 現状は右肩上がり。

 

 以下の動画でも同じことをわかりやすく説明している。

【S&P500の意外な真実】投資信託・ETFはどっちが得?税金・手数料で比較 - YouTube

 

複利効果で資産が拡大するのはファンドの資産

 emaxis slim 米国株式(s&p500)で「分配金の再投資して複利効果で資産を拡大する」と言った場合、複利効果があるのはファンドが再投資をした際にファンドの資産が増えることであるので、積み立てている個人の口数が複利効果で増えていくから資産が拡大するという意味ではないので注意したい。

 

 ファンドの資産が拡大すれば基準評価額が上がって、結果、個人の資産も口数分増えるから複利といえば複利かもしれないが、銀行預金のような複利ではないので注意すべし。

 

受益者が利益を得られるのは保有している口数を売った時だけ

 emaxis slim 米国株式(s&p500)は分配金を出さないので、この投資信託を買っている受益者が利益を得られるのは保有している口数を売った時だけである。

 

単純に考えると基準評価額が上がった時に売れば良さそうだが、きっとそれは難しい

 emaxis slim 米国株式(s&p500)も株や債権などの金融資産と同じく、価格が変動する物であるから、安い時に買って高い時に売ればその差額が利益になる。

 

 しかし、他の金融資産もそうだが、それができたら苦労はしない。

 

 だからドルコスト平均法で時間を分散させて高い時も安い時も定額で買って高値掴みのリスクを軽減する。これは売る時も同じ。

 

 ただし、ドルコスト平均法で買い続ける場合は、「長期間、同じ額を買い続ける」ことをしなければ、結局、計れるはずもない投資タイミングを計って買ったことになってしまうので注意したい。要するに資産形成をしている間は、いつでも同じだけ買い増している状態でなければならないのだ。

 

保有している資産に変化は見えにくいが気長に続けよう

 資産の変化が気になると余計なことをしそうだから証券口座のページはあんまり開かないようにした方がいいかもしれない。