2024年7月28日:アマチュアキック試合の反省(結果:判定負け)

アマチュアキックの試合に出た

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反省

フィジカル面

「必殺技」を用意していなかった

 「何で倒すか」をまるで考えてなかった。

 いつもやっているマススパーの通りにやっていれば勝てるだろうと思っていた。強いて言えば、左のヒザか三日月蹴りがいい感じの威力が出るので、これが当たればいいと思っていたが、これを実戦形式練習で出すと言うことをやってこなかった。

 何を「必殺技」にするか、どういう流れで「必殺技」を当てるか、を考えて、その流れを実戦形式の練習で出すという練習が必要だったと思う。

試合3日前から食欲がなくて体重が激落ちした

 試合3日前から、練習がオーバーワークだったのか、緊張してたのか、夏バテなのか、食欲が全然なくて、73kg台だったのが当日の計量で69.3kgまで体重が落ちていた。

 身体が軽くてすごく動きやすかったが、一方で体調は悪かった。

 メンタルとフィジカルを管理して、試合までに最高のパフォーマンスに仕上げる方法を模索することが必要だと思う。まぁこれは正直、独学じゃきついから詳しい人に聞くか、AIにサポートしてもらうようにするのがいいと思った。

「ガチスパー」の練習を一切やっていなかった

 ジムで試合に出るのは筆者一人だったので、実戦形式の練習である「ガチスパー」が1回もできなかった。

 マススパーはタイミングと距離感、意識のちらせ方など、戦略的な部分が練習できる一方で、技に倒すパワーを乗せたり、圧力をかけるなどの実戦的な部分の練習はできない。もちろん、どちらも必要な練習だが、アマチュアの試合はどちらかというと実戦的な練習の方が結果につながる。

 こればかりは相手あっての練習なので、個人ではどうしようもない。同じジムに、同じ体格で同じく試合に出る練習相手が複数いないと練習できない。ネットを使って練習相手を探してみる、ということはできるが、筆者はそこまでできそうにない。。

メンタル面

試合1週間前から「絶対試合に勝つ!」というモチベーションがなかった

 試合前の1ヶ月間は、前半を週3~4日で練習、後半は週5日で練習をしていた。

 練習内容は、マススパー1hとサンドバッグの打ち込みを1分30秒をインターバル30秒で8ラウンドやるというもの。 

 この練習量に満足していたのか、「練習をすごく頑張ったから、試合はもういいか」という気持ちになっていたと思う。結果ではなく手段に満足した感じである。

 まぁ実際のところ、試合に向けて練習をしながら、「試合に勝とうが負けようが人生にはなんの影響もないんだから、水物の勝負の勝ち負けよりも、試合に向けて継続して練習できた執念とかタフさや自己管理力を証明できた方が、自分の人生に得になる」と思っていた。

 振り返ってみると、一応求めてたものは手に入れることができたと言える。

試合当日には試合のことはどうでも良くなっていた

 さらに、試合当日には上記の考えはさらに加速していて、これからやる試合が心底どうでも良くなっていた。

 試合会場に着いても気合が入らず、「早く帰てぇ」とすら思っていた。アップは柔軟体操程度でシャドーもまともにやらないで、ほとんどゆっくり座って出番を待っていた。

 リングに入る時も、入った後も全く緊張せず、「ダルいな、マジで早く帰たいな」と思っていた。

 試合中も、「なんとか1発当ててやる!」というよりも、「相手から何ももらわずにこの場を切り抜けたい」と思いながらやっていた。結果、引きずるようなダメージは貰わず、頭に2~3発だけ手打ちっぽいパンチをもらった程度だった。(それでも試合後1時間程度は頭がジンジンと微妙に痛んだ)

 おそらく今後も試合自体にモチベーションを感じないので、試合以外に試合に対するモチベーションを高める工夫をしないと、同じことになると思った。例えば、一緒に試合に出る仲間を作るとか、一緒に試合までの過程を共有して盛り上がれる仲間を作るとか。とにかく一人じゃ今後試合に出ても同じようなことになるので、工夫が必要だと思った。

 それかいっそのこと、「競技としての格闘技」はやめて、「修練としての格闘技」でもやろうかなと思う。例えば、昇段試験があるような柔術、空手などは合ってるように思った。昇段試験に試合での勝利が必要だったとしても、それはあくまで試験のためだからモチベーションは保てそうだと思った。

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