- 企業型DCという仕組みはすばらしいが購入する銘柄や証券会社は個々人で選ばせてほしい
- 企業型DCで『DCダイワ外国株式インデックス』を買っている
- コスト
- チャート
- 退職後に企業型DCをidecoに移管する後にリバランスできるなら乗り換える
企業型DCという仕組みはすばらしいが購入する銘柄や証券会社は個々人で選ばせてほしい
現状だと、証券会社と企業がタッグを組めば、社員にぼったくりファンドやイマイチファンドを合法的に買わせることができる。
もちろん企業型DCの利用は任意だが、企業型DC自体はメリットのあるモノなので、そこに目が眩んでしまい、肝心の購入する銘柄がイマイチだということを見抜けずに、罠にハマってしまう可能性もある。
企業型DCの節税効果を使っても、ゴミファンドが高額な信託報酬を取ってきたり、雑な運用でトラッキングエラーを出して運用成績が下がってしまっては、トータルリターンで得できるかわからない。
これを避けるために、企業型DCで購入する銘柄や証券会社は個々人で選ばせてもらいたい。
以下は、筆者が企業型DCで買っているイマイチ銘柄について語る。
企業型DCで『DCダイワ外国株式インデックス』を買っている
正直、企業型DCは活用したいが、『DCダイワ外国株式インデックス』は買いたくはなかった。
筆者が勤めている会社の企業型DCでは、購入できる投資信託の銘柄が限られており、中でも米国に投資をしようと思うと、『DCダイワ外国株式インデックス』しか選択肢がなかったので、これを買っている。
買い始めた当初は、「本当はいつも買っている『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』がいいけど、ないならしょうがない。一番マシな海外の株式に投資するやつを選ぼう。」ということで買った。
しかも、調べてみるとやっぱりそんなに「いい商品」というわけでもないことがわかった。
コスト
長期で保有する投資信託は、よりコストが低い方がいい。
インデックスファンドは、「同じ指数に連動する運用を目指すファンド」がいくつもあるので、基本的には「投資したい指数」を決めたら、ファンド選びはコストで決める。これが普通である。
が、今回のように買えるファンドに制限をかけられてしまうと、そういう「普通のファンド選び」ができない。悲しい。
『DCダイワ外国株式インデックス』のコストは年率0.275%
以下、目論見書より抜粋。
目論見書:
https://www.daiwa-am.co.jp/funds/doc_open/fund_doc_open.php?code=3710&type=1&preview=on
同じ指数に連動する『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』のコストは年率0.1023%
『DCダイワ外国株式インデックス』と同じ「MSCIコクサイ・インデックス」の指数に連動する『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、コストが半分以下の年率0.1023%。
そもそも「MSCIコクサイ・インデックス」は選びたくなかった指数だが、この指数を選ばざるを得ないなら、コストが安い『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』が良かったと思う。
以下、目論見書より抜粋。
目論見書:
https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/252653/252653_20230125.pdf
チャート
企業型DCで買っているので、値動きを監視する意味はないけども、見つけたのでなんとなく貼ってみる。
退職後に企業型DCをidecoに移管する後にリバランスできるなら乗り換える
楽天かSBI証券でideco口座を開設した後、企業型DCで運用していた銘柄をidecoに移管する。
そうなったら『DCダイワ外国株式インデックス』の全額を売り払って、別の低コストなファンドを買いたいと思う。
idecoの説明には「選択した運用商品は原則、いつでも変更することができます。」とあるので、移管した商品の変更はできそう。