黒字になるように家計を管理できる人は少ない
毎月お金が増えていく黒字の家計にするための管理ができている人は少ない。
世の中に溢れる「家計相談系」の記事がそれを物語っている。
もし家計管理ができない人が奇特な人であれば、このような記事はできようがないし、できてもほとんどの人は共感しない。
毎月の収入以上に無駄遣いをして意味のないお金を支払っている人は当然、黒字家計にすることはできない。
また、毎月は数万円程度黒字は出せているものの、年単位で見ると大きな買い物をしていて、結果として赤字家計になる人も家計の管理ができているとは言えない。
いつ、いかなる時でも家計収支は黒字で着地しなければならない。
これができるように家計管理をしていればお金に困ることはない。
しかし、多くの人はこれができないのである。
「欲しいモノ」と「必要なモノ」の区別がつけられる必要がある
家計が赤字になる原因として、「欲しいモノ」と「必要なモノ」の区別がついていないことがあると思う。
「必要なモノ」に見せかける罠
世の中は「不要なモノ」で溢れているので、全ての人が「必要なモノ」しか買わないようになってしまっては、仕事を失ってしまう企業や個人が大量に出てくる。
こうなっては「不要なモノ」を作って売っていた人たちは生きていけなくなる。
それはまずいので、「不要なモノ」を「欲しいモノ」になるように魅力的に見せて、「欲しいモノ」を無理してでも買うように「必要なモノ」に見せかける努力をする。
そうやって「広告」等の宣伝装置は、より人の欲望を刺激できるように進化する。
「必要なモノ」だと思い込みたい自分
一方で、「広告」等によって外から刺激されなくても、自分から「不要なモノ」を買いに行くこともある。
「日々のストレス解消のために買う」
「欲しいもののために働いてるんだから買う」
「みんなが買ってるからとりあえず買う」
もっともらしい理由をつけて、自分から「不要なモノ」を買いに行く。
何かを買うことは気持ちよかったりするんだろう。
だから刺激されなくても性欲のように湧き上がってきて、それを満たして気持ち良くなりたいから買うんだろう。
人にできないことができるのは才能
無駄金を使わせる罠をくぐり抜けて、かつ、自分自身を律して無駄金を使わないように冷静でいるようにすることができれば、ゆとりのある家計は自ずとできる。
自分にとって必要なモノを買うこと。
収入の範囲内でお金を使うこと。
これができればお金には困らない。
しかし、多くの人はこれができない。だから、いつも何度でもお金に困る。
筆者は偶然にもこれができる。
人にできないことができるのは才能があるということ。
地味だけど、こういう才能を持てて本当に嬉しく思う。