10月末のアマチュアキック試合に向けた練習メモ:試合に向けた練習なんて本当はやりたくない

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 うまい人と練習をすればするほど課題が見つかる。

 無限にやることがあるので、自分の戦いが理想の形になる日は来ないんじゃないかと思う。

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試合に向けた練習は辛い

 試合に向けた練習は、試合で使う技のテクニック向上、ラウンドに適応した体力向上、対人戦慣れ、戦略考察など、普段の練習ではやらないことをやる。

 そしてこれらの練習はどれも負荷が高い。

 例えば、シャドーやサンドバッグ打ちでは、いつもは何も考えず、なんとなくやってるではなくやっているが、試合に向けた練習では「どうすれば相手に効くのか」、「どうすれば相手から攻撃されないか」を考えながらやる。

 体力向上では、ラウンドの時間x5ラウンドのサンドバッグラッシュをやるなどして、「試合で動ける体力」を作る。

 対人戦では試合を想定して、防具を着用し、攻撃の強度を上げて行う。

 戦略考察は、練習以外の時間は常に頭の片隅で自分の練習を反省したり、「どうすればいいか」を考えて戦い方を模索する。

 つまり、試合に向けた練習は、きつい練習をこなし、常に頭の中に格闘技がある状態になるのである。

 そしてこれを日常生活をこなしながらやるのである。そりゃ大変である。

負けて後悔しないように精一杯練習しなければならないプレッシャー

 試合までの練習スケジュールをこなすのはだいぶ大変である。

 練習で身体は疲れて辛くなるし、練習のたびに課題が見つかるので満足いく状態になることはないので心が焦って落ち着かない。

 心身ともに辛くなって、練習をサボりたくなることは、正直毎日ある。

 好きでやっている格闘技なのに、「勝たなければならない」というノルマができた時に、格闘技の全てが苦行に変わる。

 「アマチュアの試合なんて勝っても負けても何にもならない。」(プロ選抜の試合は別)

 「お金を払って、時間をたくさん使って、なんで苦行をやってるのか?」

 アマチュアの試合に本気で臨めば臨むほど、その非合理性が頭をよぎり、「じゃ無理なくやれば?今日はサボっちゃえ!」なんて自分を甘やかす言葉が頭の中に沸き続ける。

 苦行と感じながらアマチュアの試合に本気で挑むことの合理性なんて説明できない。たぶん、そんなものはないだろう。

 しかし、だからこそ、勝たなければならないのである。

 辛くて、無駄で、疲れる意味のわからないことを本気でやるならば、せめて試合に勝ってひと時の満足感、達成感、幸福感を味わいたいのである。(あとちょっとイキりたい。。)

 アマチュアの試合に出ると決めた以上、本気でやらないと本当に得るものがないのである。

 だから、今日も筋肉痛で辛いし、疲れてるし、家でのんびり動画見たりゲームしたりしたいけど、練習に行くのである。

 がんばろっと。