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『Days Gone』感想メモ

 

プレイ状況

 実は別アカウントで1周しているので、合計2周した。

psnprofiles.com

トロフィー攻略

 wikiより丁寧な攻略記事でした。

dswiipspwikips3.jp

これからやってみたい人向け

これは「やるべきゲーム」

 かなり面白いゲームなので、やって損はしないと思う。

トロフィー取得に難易度が関係ないので楽にコンプできる

 DLC以外のトロフィーは、難易度に関係なく1周だけプレイして、プラチナまで獲得できる。

 「トロコン勢」には嬉しいトロフィー設計である。

オープンワールドジャンルにしてはバグが少ない(2023年4月17日時点)

 このゲームは、オープンワールドジャンルのゲームにしてはバグが少ない。(発売当初は知らないが)

 筆者は、オープンワールドゲームといえば、「バグがあるのが当たり前」という感覚を持っている。過去に『オブリビオン』、『フォールアウト4』、『ウィッチャー3』をプレイした経験があるが、いずれもバグの多さが目立った。(今は修正されてるかもしれないが)しかも、一部バグは進行不能を引き起こす深刻なバグだったりするので、プレイしながらヒヤヒヤしていた。

 バグが少ないオープンワールドゲームとして筆者は、『ゼルダの伝説BoW』、『GTAⅤ』をプレイしたが、このゲームもこれらのゲームと同じくらいバグが少ない。

ゲーム世界の設定の説明が丁寧で入り込みやすい

 世界がウィルスによって荒廃して、現代社会のあらゆるものが使えなくなった世界の設定について、このゲームは丁寧に説明してくれる。

 水や食料がない、感染者のせいで安全に生活できるエリアが狭い、あらゆる物資は生産できないのでパンデミック以前のものを回収して使っているなど、「世界がどういう状況なのか」ということが、いろんな形で度々説明される。

 ストーリーのカットシーン、キャンプ生活者の雑談、買い物や補給中のショップでの会話など、ゲームのあらゆるシーンで、「さりげなく、しかし、丁寧に」世界について教えてくれる。

 これによって、プレイヤーは「この世界の常識」をちゃんと認識できるので、世界への没入ができる。

 ファンタジー寄りのオープンワールドゲームは、設定は複雑だが全然説明しなかったり、説明はしているがそのやり方が「長文を読ませるだけ」の雑なやり方だったりするのでゲーム世界に入って行き辛い。度々例に挙げるが、『オブリビオン』、『フォールアウト4』、『ウィッチャー3』はこの点は全然ダメだった。

登場人物の心情描写が丁寧で感情移入しやすい

 登場人物による心情や背景のストーリーの説明が非常に多いので、「誰が何を考えているか」ということがかなりわかりやすい。

 キャラによっては喋りすぎで、やや説明過多な部分もあるが、筆者にはこれくらい説明してもらえた方がいい。

 もしかしたらこれは単純な説明過多ではなく、オープンワールドゲームはプレイヤーごとにメインシナリオの進行速度は異なるので、寄り道ばかりして、各キャラの心情について忘れた頃にストーリーのカットシーンを見て「ぽかーん」としないようにする配慮なのかもしれない。筆者は寄り道ばかりするタイプなので、この配慮はすばらしいと思う。

 あと、翻訳も丁寧なので、会話が割と自然であるところも、各キャラへの感情移入のしやすさに貢献していると思う。

戦闘の自由度が高い

 銃や爆弾など使用できる武器はたくさんあるし、オープンワールドなので基本的には「戦闘エリア」の概念がなく、地形や時間を利用して自分のファイトスタイルで敵と戦うことができる。

 これが本当に楽しい。

 戦闘する相手は、武器を持った人間か、大群や特集能力を持った感染者しかいないが、それでも全然飽きない。

ストーリーは「世界の謎に迫りつつ、脅威と戦う」こと

 メインストーリーは、おそらく全てのプレイヤーが知りたいであろう、「なぜ世界が感染者で溢れてしまったのか」ということに迫りつつ、「秩序を失い、力こそ全てな世紀末世界」で次々と迫り来る強敵と戦いながらながら生き残るという、無駄のない設計である。

 プレイヤーが興味を持たないシーンが存在しないように、毎回続きが気になって、どんどんゲームを進めたくなるような刺激的なストーリー展開で、素晴らしい。

やったことある人向け

 ここからはネタバレありの感想を書く。

序盤は「MWS」と「M40」で戦う

 結局のところ、このゲームで「強い武器」はある程度決まっているので、使える武器はたくさんあるが、使う武器は限られる。

 ゲーム全体を通して「強い武器」は、「連射が効くアサルトライフル」と「敵の射程外から攻撃できるスナイパーライフル」、大群戦なら「連射が効いて近中距離で広範囲に弾幕が貼れるLMG」だと思う。

 序盤(アイアンマイクのキャンプ出現くらいまで)は大群戦はほぼないので、「MWS」と「M40」があれば事足りる。

 序盤は「MWS」入手後から敵が全然脅威じゃなくなる。

「サプレッサー」は常に持っておく

 人間にせよ、感染者にせよ、敵に気付かれていいことは何もない。

 敵に気付かれることなく攻撃するためのサプレッサーは常に持っておきたい。大したコストじゃないし。

狩猟と採集は効率が悪い

 獲物を見つけて狩る=>剥ぎ取るの流れは地味に時間がかかる。採集で得たきのみ等は売っても安い。

 しかも、別にこの行為自体はあんまり面白くない。

 結局、キャンプの信頼とクレジットを稼ぎたかったら、「お使いクエスト」か「メインストーリー」を進めるのが手っ取り早い。

戦闘は基本的に「ヒットアンドアウェイ」でなんとかなる

 人間にせよ、感染者にせよ、その数には限りがあるが、戦闘フィールドは無限である。なので、こちらが有利な状況でだけ戦うようにすれば戦闘に苦労することはない。

 ちょっと攻撃して、やられそうになったら逃げる。これで大半の戦闘はどうにかなる。

このゲームの「寄り道」には限界がある

 ストーリーと関係ないお使いである「サブクエスト」は、メインストーリーの進行度によって受注可能になるので、メインストーリーを放置して寄り道に徹することはできない。

 しかも、メインストーリーともサブクエストとも関係ない場所は、本当に何もないので寄り道する価値もない。

 武器やバイクのアップグレードには、キャンプの信頼とクレジットが必要で、これはフィールドを駆け回るだけではなかなか集まらない。なので、プレイヤーの自由な発想から寄り道する目的を作りにくい。(多分これができるのは『としょ子』さんクラスの達人だけであると思う。

 このゲームはオープンワールドゲームだけど、やることは意外と制限されているのである。

www.youtube.com

全体を通してゲームがサクサク進むのでストレスが少ない

 高度な操作技術はいらないし、装備品強化のための稼ぎ行為も必須じゃない。

 やりたいと思った時にやりたいことがやれるゲームである。

クリア後のストーリー『いつでも他人のために』がグッときた

 キャンプを守るための抗争で死んだ「アイアンマイク」の墓標の前で語らうシーンにて以下のような言葉が交わされる。

 

川は自身の水を飲まない

木は自身の実を食べない

雲は自身の雨を飲まない

偉大な者が持つ物は、いつでも他人のためにある

出典:作中より

 

 引用元はよくわからないが、こういう「自己犠牲モノ」にはグッとくる。なんなんだろうね。コレ。

 もちろん「自己犠牲自体がいいものかどうか」は議論の余地があるけども。