- サバゲーを始める前に検討すること
- サバゲーは競技であることを認識する
- 装備を揃えるコストを確認する(イニシャルコスト)
- サバゲーを続けるコストを確認する(ランニングコスト)
- 競技を離れてお座敷シューターに移行しても楽しめるかを確認する
- サバゲーが詰まらなかったら装備はすぐに売れ
- 筆者がサバゲーを辞めた理由
サバゲーを始める前に検討すること
この記事は、これからサバゲーを始めようと検討している人に贈る、サバゲーを1年で引退した者の言葉である。
サバゲーを始めたいが、まだ装備を揃えてなかったりと引き返せる人たちはこれを読んで、「サバゲーを続けられるかどうか」を十分に検討してほしい。
サバゲーを始める前に検討することは以下の通り。
- サバゲーは競技であることを認識する
- 装備を揃えるコストを確認する(イニシャルコスト)
- サバゲーを続けるコストを確認する(ランニングコスト)
- 競技(サバゲー)を離れてお座敷シューターへ移行後も楽しめるかを確認する
以下、それぞれについて詳細に説明する。
サバゲーは競技であることを認識する
サバゲーはスポーツ競技である
サバゲーはスポーツ競技である。競技で勝つには技術と経験が必要である。
サバゲーの技術を培うには経験値が必要であるが、これは一朝一夕にはいかない。
サバゲーで勝つためにはかなり高度な技術が要求される。ただ単純にBB弾をぶっ放しているわけではなく、当てるためにどう動くか、当てられないためにどう動くかを意識しながらやっていく必要がある。
幸いにも今はyoutubeなどで、以下のような丁寧な解説動画が出回っている。
しかし動画を観ただけでは強くはなれない。ここで説明されていることを体に染みつかせなければサバゲー本番では使えない。体に染み付かせるためには、動画で学んだ技術を実際のサバゲーで使っていく実践経験値がいるのだ。
詰まるところ、サバゲーもバスケやサッカーのようにスポーツなのである。たくさんプレイして、反省し、学んで強くなるものである。
サバゲーをスポーツのように、「地道に上達していくこと」を楽しめない場合は手を出すべきではないと思う。でなければ、貴重な休日と高い参加費を払って、ただの「BB弾の的」になってしまうから。
サバゲーは上級者も初心者も一緒にプレイする
サバゲーは初心者同士でやることは少なく、基本的にはその日サバゲー場に来た全ての人を混ぜて試合が行われる。
これはつまり、初心者が上級者に一方的にやられてしまう可能性があるということを示している。
サバゲーはルール上、BB弾が1度でも当たったら場外に出なければならない。なので、例えば、1ゲーム15分の中、開始5分でやられたら、あとの10分は場外待機である。初心者は基本的にはすぐにやられてしまうので、正味のプレイ時間が少ない。なので上達の機会も少ないのである。
さらに、プレイ人口の少なさ、場所というリソースの少なさから「初心者同士の試合」は実現させにくい。なので、初心者は上達するまでは上級者に一方的にやられながら、「少しずつ上達する忍耐力」が必要になる。これは始める前に認識しておくべきだと思う。
装備を揃えるコストを確認する(イニシャルコスト)
装備はピンキリであるが、基本的には高価である。
サバゲーを始めた場合に自分が身につけたい装備の価格は事前に確認しておくことをお勧めする。少しずつ買い足していくと、今までに使った金額がわかりにくくなってしまうし、「銃を買ったんだから迷彩服も買うよね」みたいに、どんどんサバゲー用品を買うためのハードルが低くなってしまうからだ。
これはオンラインショップを見て回れば済むことなので難しくはない。
とはいえ、実際に「サバゲーをするだけ」なら、以下の動画で紹介されているように、かかるコストは抑えられる。実際、ほどんどのサバゲーの装備品は飾りなのである。
サバゲーを続けるコストを確認する(ランニングコスト)
これからサバゲーを始めようとしている者が見えにくいのはランニングコストである。以下、筆者の経験からランニングコストを雑にまとめる。
お金
- サバゲーの参加費用:3000円から
- 弾代:1000円から
- ガス代:1500円から
- 交通費:3000円から
- 昼食代:500円から
=>大体の場合は1回あたり1万円弱はかかると考えて良いと思う。
時間
- だいたい丸1日
競技を離れてお座敷シューターに移行しても楽しめるかを確認する
エアガン界隈には、サバゲーをせずに、家の中で銃を眺めたり、操作したり、的を撃ったりする「お座敷シューター」という人もいる。
もし、人に向けて銃を撃てなくても楽しめそうであれば、装備を買ってしまうのは悪くない。
サバゲーをやってみて、競技として上達できなさそうで楽しくなくても、その装備は家で別の楽しみを味わうことができるからだ。
サバゲーが詰まらなかったら装備はすぐに売れ
大方の初心者サバゲーマーはサバゲーで上級者にやられてやる気を失い、ランニングコストの高さに絶望し、上達を諦め、サバゲーを辞めていくのが大体の流れである。
支払ったランニングコストは返ってこないが、装備は状態やリセールバリュー次第ではある程度回収できる。少しでも現金を取り戻したい場合はさっさと装備を売り払おう。(サバゲーグッズは旬が過ぎると売りにくくなる)
しかし、大抵のサバゲー用品は、買った時以上の価格で売れることはない。
基本的には屋外で使うものだし、銃をはじめとした装備は使えば使うほど磨耗してしまうから、当然といえば当然である。
筆者がサバゲー用品を処分した際の記録は以下の通り。ほぼ全てのサバゲー用品は赤字で処分した。
筆者がサバゲーを辞めた理由
筆者はサバゲーを1年くらいで辞めている。その理由は以下の通り。
・初心者と上級者の力量差はかなりあることを体感したこと
・サバゲー競技で勝つまでに費やす金と時間は払うに値しないと考えたこと
初心者と上級者の力量差はかなりあることを体感したこと
上記の戦略解説動画で説明されているように、サバゲーは奥が深い。
上級者はその奥にいるのである。入り口に立ったばかりの初心者が勝てるわけがない。
実際に勝てなかったわけだし。
競技で勝つまでに費やす金と時間を払うに値しないと考えたこと
奥深いサバゲーで勝つためには、経験値がいる。
経験値を得るためにはある程度金(基本的には参加費)と時間を費やす必要がある。
以下のように実際に使った金額を挙げてみたが、これだけ払うならもっと別の楽しいことをしようと思ったのだ。
装備代:150,000円(正直これはかけすぎた。。)
参加費等:1回10,000円 * 24回(月2で1年間の想定)= 240,000円
時間:24日間/年 年間休日数120日くらいなので、その6分の1くらい。
なので、筆者はサバゲーを辞めたのである。
これからサバゲーを始める人が、この記事を読んで同じ後悔をしないことを祈る。