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カップルが長く関係を続けるためには「永遠」とか「ずっと」を使った約束ではなく「GIVE&TAKE」のバランスを取ることが大事だと思った

 

「永遠」とか「ずっと」という言葉を使って約束をしがちだが、そんなものは存在しない

 結婚式を挙げれば、カップルは「永遠の愛」を誓うのだろう。しかし、直近5年くらいのデータを見ると、そのカップルのうち約3分の1はおそらくウソつきである。

 

 「愛ゆえに離婚するトリッキーなパターン」もあるかもしれないが、「永遠の愛の誓い」は概ねウソだったのではないかと予想している。

 

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出典:離婚件数が増えているというのは本当?|公益財団法人 生命保険文化センター

 

 そもそも「永遠」とか「ずっと」続くものなんてない。ないものは約束できない。

 

 「関係性が永遠に続くくらい、関係性を維持することの努力をお互いにしようね。」との誓いならまだ納得できる。これは努力宣言だから。

 

 関係性の維持は、結婚式でテンプレのように吐く「雑な言葉を使った誓い」ではなし得ない。これには工夫が必要であると考えている。

 

カップルが長く関係を続けるためには、一方が我慢しないために「GIVE」と「TAKE」のバランスを取ること

 関係性を長く続けるには、一方が我慢を続けていてはダメだ。これはカップルに限らない。

 

 ビジネスだって、立場の弱い下請け業者を24時間働かせて、原価スレスレの最安値で成果を買い叩き続ければ、いずれは取引できなくなるだろう。

 

 一方に無理を我慢させるのではなく、双方が気持ちのいい取引を続けないと関係は長く続けられない。

 

 そのために必要なのは「GIVE」と「TAKE」のバランスを取ることだと思っている。

 

 これは短期的には「適正価格での取引」で長期的には「今回はこちらが泣くけど、次回はそちらがよろしくね」みたいな感じだったりする。毎度「適正価格での取引」が成立できればいいけど、そう簡単じゃないこともあるからね。

 

「GIVE」と「TAKE」の価値の認識を合わせることが必要

 とはいえ、関係性で難しいのは「GIVE」と「TAKE」の価値の認識がお互いにズレていることがあることだ。

 

 例えば、こちらはすごく我慢して「100のGIVE」を与えたとしても、受け取った相手にはそれが「20のGIVE」にとらえられていることがある。

 

 このズレをなくすためには定期的に「GIVEとTAKEの帳尻が合っているか」の認識合わせが必要だろう。

 

 そのためにも、関係性を長期で続けるには「GIVE」と「TAKE」のバランスを取ることが必要だという認識を共有しておく必要がある。

 

「永遠の愛を誓ったから一緒にいる」のではなく、「一緒にいて心地いいから一緒にいる」ほうが健全

 「GIVE」と「TAKE」のバランスを取ることに、「打算的」だったり、「ロマンチックじゃない」と幻滅する人もいるだろう。

 

 しかし、そんなもんである。

 

 もし「ロマンチックにやりたい」なら「自分からのGIVEは無限だけど、自分のTAKE0でいい気概」が必要だと思う。こうすればとりあえず自分が潰れるまでは関係が続けられる。

 

 とはいえ、これは健全とはいえない。

 

人間関係は現実的なものなので、理想じゃなくて現実で考える必要がある

 関係を始めるときは理想スタートになりがちだから、気をつけないといけない。