K-1ルールのマススパーでガンガン前進してブンブン攻撃を振ってくる輩の対処法

　マススパーリング（マススパー）とは、攻撃力を抑えて行う対人練習である。

　攻撃力を抑えて行うので、攻撃は基本的には痛くない。攻撃が痛くないので、攻撃は相手の前進を止めるプレッシャーにはならない。

　なので、マススパーの練習目的をわかっていない人は攻撃が効かないので安心してガンガン前進してくる。

　さらに、マススパーでの力の制御ができていない人は、効かない攻撃を食いながらガンガン前進して、ブンブンと力を込めた攻撃を振ってくる。これは困る。

禁止されている』って英語でなんていうの？ | 外資系企業で働く英語力

　K-1ルールでは、けり足のキャッチ、クリンチ、首相撲が禁止されている。

　ムエタイルールなら、どれも許されているので、上記の輩と戦う時には首相撲に持ち込んでやればいい。前進してくるのだから組みつきやすい。また、けり足キャッチからの軸足刈りでこかせばスタミナも奪えるし、立ち位置もニュートラルに戻せる。

　K-1ルールは、構造上打ち合いを求められるので、上記の輩とも打ち合わないといけない。これはしんどい。

　これはいい練習になる。とはいえ、当たったら痛いけど。それもいい練習になるか。

　避けれるものは避ける、無理ならガード、間に合わなければクリーンヒットを避ける受け方を試す。

　距離が近ければ近いほど攻撃は当たってしまう可能性が上がるので、輩にほとんど密着されたら位置を入れ替えて距離を取ることも忘れず練習したい。

　マススパーなので、ローキックやパンチに力を乗せることはできない。しかし、このような力のない攻撃では上記の輩は止められない。それどころか、そう言った牽制の打ち終わりに距離を詰められて攻撃をもらってしまうだろう。

　そういう時は、ボディを攻めてスタミナを削ることにする。

　中距離では三日月蹴りとボディストレート、近距離では膝とボディ打ちが効果的である。

　鳩尾あたりの部分は軽く攻撃を当てても効くので、マススパーのルールを守りながら輩の前進を止めることができる。