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自分で考えないヤツが高いコストを支払うのは当然

携帯ショップで店員に言われるがままに充電器を買っているじいさんを見た

 電気屋の中にある携帯ショップで買い物をしている人を見ると、「割高な買い物してんなぁ」と思う。

 だって、amazonで自分に必要なスペックの端末を選んで買って、「格安SIM」をネットで契約すれば大したコストを払わずに、自分に合った料金プランで携帯を持つことができるんだから。

 そんな、自分の持ち物すら自分で調達できない人が集うのが携帯ショップであると筆者は認識している。

 携帯ショップに集う人間の多くは自分で調べず、考えずな人なので、当然、店員に言われるがままに買い物をする。筆者はよく近所のショッピングモールの電気屋を散歩するので、そんな愚かしい行動を度々目にする。

 今回は、携帯ショップで店員に言われるがままに1,700円でUSB-Cの充電器を買っていた、金のなさそうなじいさんを見て、商売の残酷さを思った話をまとめる。

 小汚い格好をしたじいさんが、充電器を買うときに、小銭だらけの小汚いサイフを開けてお金を数えていた姿を見て、筆者に悲しい感情が湧きあがったので、記事にまとめてこの気持ちを「浄化」したいのである。

USB-Cの充電器なら『ダイソー』で400円程度で買える

 当然、USB-Cの充電器を携帯ショップよりも安く手に入れる方法はある。

 新品であれば『ダイソー』に行けば400円(税別)で手に入る。

充電・転送ケーブル(Type-A-Type-C、1m、3A、アルミプラグ) | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア

AC充電器(自動判別機能付、USBポート、2.1A出力、ホワ | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア


 あまりにメジャーな製品なので、中古でもよければ『メルカリ』だったり、どっかの電気屋のワゴンセールでも簡単に、安価に手に入るだろう。

商売とは「お金を支払わせるゲーム」なので店員の対応は問題ない

 商売とは、「お金を支払わせるゲーム」である。

 よく耳にする綺麗事は、「商売とは他人の課題を解決するための行為であり、その結果としてお金がもらえる」みたいな話がある。

 しかし、これは間違いである。

 どんなに課題にまみれた人がいても、その人にお金がなければ、その課題は誰も解決しないのである。

 ホームレスなどの無所得者、低所得者を救うサービスがボランティアによって運営されている現状を考えれば、商売が「お金ファースト」なのは自明だろう。

 なので、携帯ショップの店員が店の利益のために、他店で400円で手に入る充電器を、1,700円で売りつけるのは自然なことである。

 だって店員は、なるべく多くのお金を支払わせるために小汚い情弱じいさんの相手をしているわけで、じいさんに「効率よく幸せになってほしい」なんて微塵も思ってないし、思う必要もないのである。

自分で考えないヤツが高いコストを支払うのは当然

 「商売はお金を支払わせるゲーム」で、あらゆる店の商人はそのプレイヤーなのである。

 なので、商人は「より多くのお金を支払わせられるような商売」を展開すれば、ゲームを有利に進められるので、これを目指す。そしてこれは自然なこと。

 ならば、自分で調べずに、考えずに、商人の側の言いなりになってしまうようなヤツが高いコストを支払うのは当然である。

 「お金を多く支払わせたい商人」VS「お金を出すしかできないバカな客」では勝負にならないのである。

「不利な交換」を続けることで貧乏な状態になる

 資本主義社会では、あらゆるものを「交換」によって手に入れる。そして「商売」もその「交換」の一つである。

 「交換」の対価は、お金はもちろん、モノや労働力、信用だったりと、いろんなものがある。

 そして、「交換」に参加するプレイヤーは、常にその「交換」の仕組みや妥当性を理解して挑まなければ、「不利な交換」をすることになってしまう。

 「不利な交換」をすると、次の「交換」に使うリソースがなくなってしまうので、これを繰り返すと、「交換」できるものが少ない貧乏な状態になってしまう。

どうすれば末長く自己防衛ができるのか

 常に自分に必要な物を、最小のリソースで「交換」することを続けていれば、リソース不足になることはない。

 が、そういう「交換」のためのあらゆる努力ができなくなる日が来るんじゃないか、と筆者は危惧している。