【毎日THE FIRST TAKE】で感じる練習の緊張感と成長

【毎日THE FIRST TAKE】

 毎日ギターを弾くためにやっている試み。

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「自分がこの曲を弾く」という視点で音楽を聴くようになる

 ギターで既存の曲をコピーするためには、その曲を聴き込まないといけない。

 曲を聴き込んで譜面を覚えて、それが済んだらギターの弾き方のニュアンスも丁寧に探る。

 曲を聴き込んで、ギターのメロディーを頭の中で鳴らせるようになったらインストール完了とする。これでようやく、曲に合わせてギターを弾ける。

 曲を聴いてなくても、頭の中でメロディーが勝手に鳴るくらいに聴き込むのがベストな状態。

 弾こうとする曲にもよるが、平均すると少なくとも50回くらいは聴かないといけない。

 これは「単純に音楽を聴いて楽しむ」というのとは性質が違う。だいぶ集中して、フレーズをイメージして聴くので疲れる。

 こういう音楽の聴き方は楽しいけども、「音楽を気軽にエンジョイする」という感じではない。「音楽を丁寧に聴く」という感じだと思う。

「できなかったことができるようになる」ことが動画でわかる

 「ギターは1日にして鳴らず」。

 曲が譜面通りに弾けるようになるだけでもそれなりに大変なのに、演奏のクオリティを上げようものなら労力は無限大である。

 さらに、演奏の当事者を含めリスナーの耳は偉大なアーティストたちによって肥えさせられている。ちょっとやそっとの音じゃ感動しないのはもちろん、普通に弾いた程度じゃ「ヘタクソ」に聴こえる。

 が、そんな演奏のクオリティを上げるための無限作業も、動画を撮りながらやると「確実に進歩してる感」を感じることができる。

 まぁ、動画を企画の初めから通して観てる人はいないので、これは当事者しかわからないので、世にアピールすることはできないが、「一番大事にすべきの観客は自分自身」なのでこれで問題ない。

「観てるかもしれない誰か」のために緊張感を持って練習できる

 ギターを弾いている姿を録画して世に出すと言うことは、自分以外にも観客ができる可能性があると言うこと。

 ほぼ誰にも観られていない動画だが、世に出している以上、可能性はゼロではない。こういう状況が自分の練習に緊張感を持たせる。

 「この練習って演奏のクオリティアップにどう繋がるんだろうか?」

 「もっと良い演奏になるための良い弾き方はないか?」

 なんてことを考えながらギターを弾くようになる。15年くらい前にバンドをやっていた頃を思い出す。

 あの頃はライブでの演奏をイメージしながら集中してギターを弾いていた。

 あれは大変だったけど楽しかった。

 さすがにライブほどの緊張感はないが、近いものは感じている。良いことなので今後も続けていこう。