MENU

柔術ジム通い歴約1年の白帯が素人に秒殺された話

負けた人のイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

筆者は柔術ジム通い歴約1年の白帯

 通ってはいるが、全く行かない月も何回かあった感じ。

 通い始めて半年くらいはいい感じに通っていた記憶がある。

 実力は全くの素人とあんまり変わらないレベルだった。 

素人の相手は筆者より10~20kgくらい重い

 対戦相手の、柔術を全くやったことない素人は筆者よりも10~20kgくらい重い。

 この体重の差は、技術差がなければ、要所要所で力技で状況をひっくり返されるくらい大きい。

 が、対戦前は「流石に全くやったことないやつには負けないだろう」と思った。

試合の展開と筆者の思考

 対戦のゴールはトップと取って、「腕十字」か「肩固め」を想定した。

 スタンドから始まったので、とりあえず相手を寝かせたかった。

 なので「片足タックル」から前足を取って、後ろに押し倒す流れで寝てもらうとした。

 相手の片足へのアクセスは簡単だった。

 が、掴んだ方の足に体重をかけられたので、なかなか持ち上がらなかった。

 足を持ち上げるのに注意が入ってしまい、相手の足の根元の方を掴んでいたことを忘れていた。

 相手の胴体に自分の頭が無防備で近くにあるので、相手はこれを「ギロチンチョーク」の掴み方で掴む。

 掴んだあと、自然に相手が後ろに倒れ込んで、「ギロチンチョーク」の形がなんとなく決まる。

 ただし、相手の足は宙ぶらりんで、こちらの腰をロックしていなかった。「クロスガード」の足の形になっていなかったのである。

 筆者は首を腕の力だけで極められていたので、そんなに苦しくはなかった。少なくとも即タップではないくらいにはゆるかった。

 足は自由に動くのだから、体の正面でロックしている相手の腕を左右、もしくは上下に動かしてやれば力が弱まる。さらに緩んだロックに腕を通せば首が直接閉まることがなくなるので、楽になる。

 が、そう考えたところで、首がめっちゃ苦しくなったので、タップした。

 判断と行動が遅かった。

練習してないと素人相手に負けるのは当然

 当然ながら「柔術ジムに通っているだけ」では強くならない。

 練習しないと強くなれない。

 当たり前のことである。

 しかも、体重差がある相手とやって勝つには、それなりに高い技術力が求められる。

 練習しなければ技術なんて身につくはずもない。

 また、技術を学んでも、「どういう状況で、どう使うのか」という柔術戦の思考も同時に揃えないと技術を使う前にやられてしまう。

 対戦で使えるように、技のレクチャーと技をスパーリングで反復すること、そしてし続けることが必要なのである。

 練習しよう。