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子育てのプロセス自体を「金を出してもやりたい」と思えないと子供を作るのは難しい
子供が親の望む通りに育ってくれれば、親が人生を犠牲にして育てた甲斐があったと思える。と、このように考えると親は幸せにはなれない。
子供は親の望むようになど育たないからだ。
なので、親の考え方としては、子供自体の成長の結果ではなく、子育てのプロセス自体を「金を出してもやりたい」と思う必要があるかもしれない。
ただしそうなると、親はやりたいことを子供のために我慢し、自分がいっぱいいっぱいの時に子供がかけてくるストレスでオーバーヒートするような辛い目にあっても、それも込みで「子供を育てているプロセスに幸せを感じる」という気持ちでいなければ破綻する。
そういう苦労も込みで子育てなのである、と思っている。
子供(人間)も犬や猫の飼育と同じく「見返りを求めない」でやる必要がある
犬や猫などの愛玩動物を飼育する時に、「それらが育った後に、育てた側にどんなメリットがあるか期待する人」はおそらくいない。それは飼育するプロセス自体を楽しむためにお金をかけることを良しとしているからだ。
これは子供も同じように見ないと、子育てはできないと思っている。
つまり、「子供が将来自分を経済的、精神的に助けてくれるだろうから作る」などと投資のように考えては、子育てはできない、ということである。
そもそも子供は親の面倒を見るために生まれて、そして、育つわけではない。育ちたいように育つのである。もしリターンが欲しければ他のことをした方が安心できる。労働とか投資とか健康増進とか。
子供がいなかったら実現できた夢見た未来を潰してまで子供を作る理由はなんだろうか
もし、子供を作ること意外に、個人が頑張って実現したい未来があったとしたら、その未来を潰してまで子供を作る理由が必要になる。
しかし、そんなものはないと思う。子供は親が欲しかった未来のために存在するモノじゃないから。
だから子供を作るなら、理想の未来を諦める個々人があえて、子供を作る理由を見つける必要がある。個々人が夢見た未来を潰すその理由をはっきりさせて、そんなものよりも子育ての方が尊い、とマインドセットする必要がある。
経済的に自由になって「嫌なことをせずに生きていく」ことと子供を作ることは両立できない
筆者は、「嫌なことをしたくない」ので、まずは「経済的に自由になること」を目指している。そしてそれは「子供を作って育てること」を両立させることは、筆者が持ってるリソースでは難しいと思っている。
なので、どちらかしか選べない。
つまり、「経済的には不安定だが、子供がいる未来」か「子供はいないけども、夫婦そろって生涯にわたり嫌なことをせずに生きていく未来」のどちらかしか実現できない。そうであるならば、「生涯にわたり、嫌なことをせずに生きていく未来」を選びたいと思った。
結局、「お金がなくても家族の絆で苦難を乗り切る!」と綺麗事を言ってみても、実際は、経済的に不自由な家庭ほど荒れてる。これは世間を見回してもそうだし、実際筆者も経験済み。
なので、筆者は子供は作らないことにした。
子供にかかる費用の全額免除と1,500万円の親子の生活費補填が約束されるなら産んでもいいと思っている
日本政府は、口では「少子高齢化対策」と言いつつ、小銭しか渡さないし、税や社会保障の名目でむしろガッツリ課税してくるわけだから、こんなことは絶対にやらないと思うけどね。ならいいさ。産まないからね。